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夏休みホームステイ中に高校をやめることになった話

高校1年の夏、私はボストンでホームステイをしていました。

アタリだったホストファミリーの元、東海岸の落ち着いた雰囲気の中、楽しく充実した日々を過ごし、、、

3週間後、日本へ戻ってきたときには
学校をやめることになっていました
(悪事がバレタとかではありません)

やめることになったいきさつ校長先生とのサシでの対決面談を書いています。

(約6,200文字)

キリスト教の女子校

通うことになったわけ

教会でのミサは、長いのです、、、


私は、エスカレーター式に小学校から高校まで上がれるキリスト教の学校に通っていた。

当然、私立だが、私の家が特に太いわけではない。

30年以上前のことだ。

子供の数は、今の人口に占める割合の2倍以上と、圧倒的に多かった。

生徒数も多く、学費はリーズナブルであったようだ。

父を小学校に上がる前に亡くし、母は父の家業をそのまま引き継いだ。

ちょっと大変な時期だったのだ。

小学校は家から40分ほどかかったが、母の実家からは近かったので、利便性も良かったのだろう。

また、キリスト教の理念であれば、と私を通わせることにした。

聖書の授業そして神の愛に包まれて

当然のように、朝はお祈りから始まり、聖書を学ぶ時間があり、ミサは行事ごとに必ず行われた。

小学校1年生の時、「アダムとイブ」の授業があった。

まだまだ純粋で、神様のお話を目を輝かせて聞いていた。

だが、途中であれ?と思うところがあった。

神様が最初に作ったのはアダムとイブだけのはず。

息子であるカインが弟のアベルを殺した後(人類最初の殺人)、他の土地のものと結婚した。

とサラッと書いてあるのが、引っかかったのだ。

さっそく手を挙げた。

息子のアベルは、誰と結婚したのですか?

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