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細かい仕様を広めたい#3        新カードの挙動色々

8月に入りグウェントにも新しい風、新拡張の「力の代償」第二弾がきましたのでそこで実装された新カードの挙動等についてのお話です。特に変わった効果じゃないのは省きます。評価とかではないのであしからず。

北方諸国

《ティサイア・ド・ブリエス》

ティサイア・ド・ブリエス (Katarzyna Bekus)

配備:このターンの終了時、ターン中に命令アビリティを使用した全ての自軍「魔術師」ユニットの命令アビリティを初期化する。

配備効果ではあるが、効果が発動するのは「ターン終了時」というちょっと変わったタイミング。なので「ターン中に命令アビリティを使用した」とあるように、ティサイアを配備したターン中であれば配備した後に使った命令も復活します。忘れんぼうさん歓喜。

ターン終了時効果なので「Zの法則」を受けます。魔術師たちよりもティサイアを左前に置いてあげると復活させたターンも魔術師達が忍耐しますのでお得です。

ちなみに復活させた時、もちろん「忍耐」の値はそのままなので学生さん達はすごく強力ですが、チャージ式である《シントラの呪い師》はティサイア前にどんだけ貯めててぶっぱなしても元から持っている1しか復活しません。悲しみ。

《レティシア・チャルボヌウ》

レティシア・チャルボヌウ (Astor Alexander)

【忍耐】
命令(間接):このターンの終了時、自軍ユニットの忍耐値が通常値の代わりに[1]上昇する。

細かい記述がないため少しわかりづらいですが、レティシアの命令の対象は自陣に居る忍耐持ちすべてです。つまり、自身もその対象であるという事。しかしながら普通は命令を使った時点で忍耐しなくなるのでその意味はありませんが、これを前述した《ティサイア・ド・ブリエス》と併用すると命令が復活するため自身の忍耐が再始動し、自身の能力を受け忍耐値倍化。これを学生等に与えることで通常ではありえないような忍耐を持つ化け物学生を誕生させることができます。

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《鍛錬の成果》

鍛錬の成果 (Astor Alexander)

効果は書いてある通りで特に問題はありませんが、《瞬間移動》と違って完全に盤面から離れることになるため、《シャニ》等で復活させてきた「破滅」持ちに使ってしまうとデッキに戻らず完全消滅するので注意が必要です。

※《瞬間移動》はトークンの様な元より能力として【破滅】を持っているようなユニットはそのまま消滅させるが、復活や《約条》等で後から付与させた破滅持ちに使うと【破滅】を浄化してしまう。

ニルフガード

《アルトード・テラノーヴァ》

アルトード・テラノーヴァ (Katarzyna Bekus)

配備:あなたがこの試合中に密偵を与えた不忠を持たない任意のユニットの同名カード1枚を生成してプレイする(自身は除く)。

「あなたがこの試合中に密偵を与えたユニット」とあるが、《簒奪者:〇〇》から出た《工作員》も反応します。

さらに、2021/10/04のアップデートにより、「強奪した時に密偵が付与される」ようになったので、《奴隷化》や《口輪》、《恩赦》等で奪ったユニットも対象に取れるようになった。
逆に、強奪されたユニットは相手陣に密偵状態がある用にみえるが、そちらは反応しません。

おまけ。
まず、自分がリーダーアビリティ「懐柔」で相手が出してきた《アンナ・ヘンリエッタ》に【密偵】を付ける。さらに相手の手札にアルトードがあるという超超超超超限定的シチュエーションが起こった場合、
アルトードからアンナを出して懐柔を復活させて懐柔してアルトードからアンナ出して懐柔を復活・・の無限ループできる。そんな場面ありえるかは置いといて。

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(自身は除く)と書いてある通り、《アルトード・テラノーヴァ》に「密偵」をつけても《アルトード・テラノーヴァ》から《アルトード・テラノーヴァ》は生成されません。バグでできた時代はあったけど)

《フェルカート》

フェルカート (Kevin Zamir Goeke)

配備:自軍手札にあるスペシャルカード1枚をプレイした後、カードを1枚引く。
あなたがスペシャルカードをプレイするたび、無作為に選んだ密偵を持たない敵軍ユニット1体に密偵を与える。

「スペシャルカード1枚をプレイした後、カードを1枚引く。」とありますが、厳密には違います。配備をして、使うスペシャルカードを選択した時点でドローします。なので、《フェルカート》→《イェネファーの祈祷》→ドローで祈祷したカードを引く。ということはできません。祈祷する前にドローするので。注意。

《人形遣い》

人形遣い (Karol Bem)

命令:敵ユニット1体を強奪した後、自身を反対列に移動させる。(クールダウン:2)

ブロンズ版の《邪眼のイヴァー》のような効果ではあるが、例えば相手の間接列が埋まっている状態でこいつを間接列にだし、相手の近接列にあるブロンズを奪えば移動する先がないのでただただ強奪するだけの最悪カードになる。密偵等で列を埋めてあげて使おう。やばい。

スコイア=テル

《シムラス・フィン・エプ・ダベア》

シムラス・フィン・エプ・ダベア (Ivan Vilmant)

配備:自軍デッキにあるブロンズスペシャルカード1枚とその同名カード全てをプレイする。
なので、普通に使えばデッキに置いてあるブロンズスペシャル2連発する・・だけですが前回実装された《ヴァナダイン》と組み合わせれば《待ち伏せ》を4連発、ヴァナダインを《転生》すれば6連発するとんでもおじさんになる。でもマリガンしんどい。うーむ。

《エルフの予言者》

エルフの予言者 (Oleksandr Kozachenko)

ブロンズスペシャルカードでこのユニットを対象に取ると、そのスペシャルカードの同名カード1枚を生成してプレイする。

「このユニットを対象に取る」とは「このユニットを選択して選んだ場合」と言う事なので、《骨の魔除け》や《黄金の泡》等で範囲に巻き込むなどの使用では生成されないので注意。ちなみに《瞬間移動》を使った場合、効果が出る前に盤面を離れることになるため、生成しない。

生成したものに破滅を付与しないので《予見のオーブ》を増やせば
墓地内継戦+4点x2(予見のオーブが2枚墓地に落ちる)

そして3点に調整されてカウンターが残った状態の《エルフの予見者》を《恩赦》で取られると相手がさらに恩赦を生成し、もう1体ユニットを奪われるのでニルフ相手に出すときは注意されたし。 参考動画

スケリッジ

《メルシーヌ》《海への供物》《世捨て人》

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これらに関しては同じことなのでまとめて。

効果中に「ダメージを与えた後、~~」という記述があるが、これは本当にダメージを与えなくてもよく、アーマー、シールド、スクルスの能力などで受けても問題なく皆効果発動します。

《人魚語の歌い手》

人魚語の歌い手 (Astor Alexander)

配備:自軍ユニット1体を2回復させる。
自軍ターン中に初めて自軍ユニットを回復させた時、配置列に《絶叫のセイレーン》1体を生成する。

見た通りの効果ですが、リーダーアビリティ《戦いの熱狂》のパッシブ効果である、「あなたが「錬金術」カードをプレイするたび、無作為に選んだ自軍ユニット1体を1回復する。」により回復しても発動し、セイレーンを生成しますので使うならこのリーダーがおすすめかもしれません。

モンスター

《セルフイーター》

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命令:このユニットのベース戦力値を半分にし、同じベース戦力値を持つ同名カード1枚を配置列に生成する。
あなたが「遺存種」ユニットをプレイするたび、自身のベース戦力値を1増やす。

生成されるのは「命令付きの《セルフイーター》」なので遺存種がある限りどんどん増やしていける。
この「命令」を発動するとき、【ベース戦力値の半分】が必要なため、半分以上のダメージなどを受けていると発動できない
ブースト分は無視してくれるため安心してブーストはかけてあげられる。
奇数戦力値の場合、受けるダメージが「切り上げ」で受け、生成されるのは切り下げられた戦力値(例えば3なら2ベースダメージ受けて1が生成)になるので注意

《ユリーヴォのアイダーラン》で増やそうとしても生成されるのが
ベース5、戦力値1の《セルフイーター》が生まれるため、ブーストや回復手段がないとまず命令が使えない点も注意。

《セルフイーター》にシールドやアーマーを付けてもダメージを肩代わりしてくれませんので意味はありません。

《血染めの人影》

血染めの人影 (Zuzanna Kapuścińska)

効果は特に目立ったところはなく、相手の墓地を参照できる《グール》《オズレル》と言ったところだが、「オーガニック」であるため、相手の墓地にユニットが無くても(もちろんあっても良い)リーダーが「アラキスの群れ」であれば空撃ちができ、ドローンが生成されるため、2Rの即パスに対応できる。


シンジケート

《無頼漢》

無頼漢 (Olekandr Kozachenko)

配備:敵軍デッキの1番上にあるブロンズユニットを反対列に召喚した後、それに懸賞金を与える。
貢物(2):代わりに任意のブロンズユニット1体を召喚した後、懸賞金を与える。
謝礼(1):懸賞金を持つ敵軍ユニット1体に1ダメージを与える。

貢物2を払う事で相手のデッキにあるすべてのブロンズユニットを覗くことができるので相手の狙いやハイランダーであるかどうかがある程度見抜けてしまう。(2枚入ってるブロンズは2枚表示される)
表示される順番はランダムなので相手の引くカードがわかったりはしない(名采配で確認済み)

こいつの真骨頂は「謝礼」の能力にある。
謝礼(1):懸賞金を持つ敵軍ユニット1体に1ダメージを与える。
とは一見しただけでは《ウィッチハンターの処刑人》と同じように見えるがまるで違うものあり、《無頼漢》は処刑人とは違い、「対象を選択せずにダメージを飛ばす」事ができる。つまりどういう事かというと、懸賞金がかかったユニットが守護者に守られていようと問答無用で殴ることができるのだ。恐るべし無頼漢。《魔女狩り人》と相性抜群。

《イグナティウス・ヘール》

イグナティウス・ヘール (Bogdan Rezunenko)

配備:貢物コストと等しいダメージを負う。
貢物(9):配備アビリティを実行しない。
敵軍ユニットに懸賞金を与えるたび、このユニットの貢物コストが1減る。

《スクルス》が居ればノーダメージノー貢物でだせますが、そのためだけに入れるのも・・。ちなみに《預言者レビオダ》ではダメージは防げません。プレイしてからシールドが入るので3点のイグナティウスにむなしくシールドが付くだけです。


これは非公式のファン作品であり、CD PROJEKT REDによって承認されたものではありません。

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