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日本史授業脚本「19 岩倉遣外使節団」

上の写真を見て明治新政府の本気度がわかりますよね。大久保利通、木戸孝允、伊藤博文など政府の主力メンバーが欧米視察に向かいました。

この岩倉遣外使節団は、100名以上の大人数で2年近くの欧米視察を行ってきます。政治家、官僚、留学生などあらゆる分野の精鋭が、海外から制度や文物を学んで来ようとしてるわけです。

明治維新の改革は、軍制・税制・アジア外交・教育制度など短期間にやらなければならないことが山積みです。そのタイミングで政治の主要メンバーが日本を離れるなんて、普通あり得ないですよね。

でも、これこそ「五箇条の御誓文」の方針の一つである、「世界の普遍的な価値に従い、わからないことは外国から学べ」を実行しているんです。そして、外国から得てきたものを日本の発展の為に採用する。

国内の改革は留守政府を担当する、西郷隆盛、板垣退助、江藤新平らが進めていきます。控えメンバーも豪華ですね。しかも、そんなバタバタ感の中でも、品位を落とした行動をしない日本国民も素晴らしい。

現代の日本を見ると、自分の利益の為に「海外視察」という名の接待ツアーをする政治家(想像や噂ですが…)、与党の上げ足を取り足を引っ張ることに精を出す野党、政治に無関心な国民…など、残念な状態ですね。

今回のテーマを通じて、「良い国つくり」のために、それぞれの立場で力を発揮する先人の姿を伝えて、日本人としての公共心を呼び起こせるといいですね。

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