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知っておきたい!マレーシアの病院事情

こんにちは!今日は、息子がちょうど最近何日間か熱を出していて、緊急外来に行ったので、マレーシアの病院事情について少しお話ししたいと思います。

マレーシアのクリニックとホスピタル


今回息子が受診したのは、いわゆるホスピタルと言われる総合病院の24時間の緊急外来です。普段は近所のクリニック、いわゆる町医者に行くのですが、今回は熱が4日間も続いてしまったので、大きな病院に行くことにしました。クリニックでは以前の経験から、鼻を拭うインフルエンザやコロナの検査などの検査のみで、大きな検査ができないと知っていたからです。

今回は高い熱が3日以上続いていたので、血液検査が必要になるだろうと予想して、ホスピタルに行くことにしました。市街地だとクリニックは家の近くにたくさんあり、徒歩圏内にもあります。車を使えば、3、4件はすぐに見つかると思います。

私が住んでいる地域には、ホスピタルが2つあり、どちらも車で10分ほどの距離です。そのうちの一つに行くことにしました。以前も息子がお世話になった病院で、すでに新規患者登録(Registration)も済んでいたので、スムーズに診てもらえると思い、土日に緊急外来として入りました。ただ、緊急外来なので小児専門医がいない事が多いことは注意が必要です。

病院での検査内容

病院に着くと、まずは問診を受け、血圧や血液中酸素濃度のチェックをします。診察では、熱がどれくらい続いているのか、鼻水や咳の症状について質問されました。結果的に、予想通り熱が続いているので血液検査をすることになりました。

血液検査では、各種の値に問題がないか、アデノやデング熱の可能性がないかを調べます。マレーシアではデング熱が多いので、これが検査項目に入っているようです。血液検査の他に、インフルエンザやコロナの可能性がないかのチェックも鼻拭い検査で行います。血液検査は、指先から血液を数滴取る方法で、ちょっと驚きました。

検査結果が出るまで約1時間待ち、トータルで来院してから2時間ほどかかりました。同じ大きな病院なので、院内で薬も処方してもらえます。クリニックの場合は、日本のように近くの薬局に行って薬を受け取ることが多いです。

費用について

費用についてですが、クリニックだと大体100リンギ(約3,300円)くらいかかりますが、今回の大きな病院では検査や薬の処方も含めて500リンギ(約16,000円)かかりました。ちょっと高めですが、安心を買ったと思えば仕方ないですね。

ちなみに、私の場合、渡航後3ヶ月はクレカ付帯の海外保険を使っています。3ヶ月以降は、日本帰国時に、健康保険組合へ申請を行うと3割負担になるので、返金の申請をしています。日系の病院だと、この健康保険組合へ申請する際の書類作成まで行ってくれるサービスがあるので楽なのですが、ローカルの病院だと書類を自分で作成しなくてはいけないのでちょっと手間がかかります。

余談

また、私が使っている「Dr Anywhere」というアプリもここで紹介したいと思います。これはオンライン診療ができるアプリで、ローカルの医者に繋いでもらって空きがあれば即時に診察を受けられます。処方された薬は、Grabで家にいながらその日のうちに薬を受け取れます。体調が悪くて外に出られないときには、本当に助かるサービスです。

最後に

子供が体調を崩すと、親としてはとても不安になりますよね。特に熱が続くと心配でたまりません。でも、こうした便利なサービスや病院のシステムがあるおかげで、少しは安心して対応できるかなと思います。マレーシアの医療事情は地域によっても違うかもしれませんが、私の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。

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