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「先生、合格しました!」

7月に行われたJLPTの結果が発表されました。
今、16名の生徒がおり、数名がJLPTのN2からN5までを7月に受験しています。
その中の1人から、うれしい報告がありました。
N5に合格したという報告です。
朝一番からうれしいメッセージが届きました。

「え、満点じゃん‼」

彼女は日本が大好きで、この8月にもヒップホップのコンサートを見に日本へ行ったばかりです。
日本の文学も好きな彼女なので、JLPTの結果は心配していませんでしたが、合格したと聞いて、うれしいやら、ホッとしたやらです。
その後、成績が WhatsApp で送られてきて、びっくりしました。
何と満点だったのです!
彼女は合格したとしか言っていなかったので、点数を2度見しました。
自信は「まあまあ」って言っていたけど、まさか満点とはです。

全部日本語でいけました!

この夏、日本に10日間滞在して、東京都名古屋を中心に回ったそうですが、日本人との会話も、年配の方との会話も、すべて日本語で大丈夫だったようです。
リスニングに不安があった彼女ですが、JLPTの直前対策が実ったみたいで、クラスでの私の会話よりも簡単だったそうです。
そして、日本での会話も、以前の旅ではわからないことが多かったそうですが、今回はバッチリだったとのことです。
今、彼女は12月のN4に向けて勉強中です。

何とか受かりました…

N3を受けた生徒は、文法や語彙力はすばらしいのですが、聴解と会話は少し苦手としている彼です。
7月の試験のあと、あまり自信がないとのことでしたが、見事合格しました!
6割強は正解だったので、まずますの点数だと思います。
ただ、全くわからなかったという聴解は、やはり一番低い点数でしたが。
彼はとてもまじめで、私のクラスを受けながらも、さまざまな方法で日本語を自習していて、テキストブックもN2のものをすでに1冊終わっており、書き込みもものすごい量です!
今から12月のN2に向けて、さらに会話の時間を増やして、聴解の練習を重ねていこうと考えています。
いつも控えめで、会話の声も小さな彼ですが、これで自信をつけて、次のステップに進んでくれればと願っています。

あと1点…

N2を受けた生徒は、総合点では合格点を越えていたのに(しかも「言語知識」と「聴解力」のどちらも9割以上の正解!)、「読解力」があと2点足りないために不合格でした…
彼はマレー系のため、漢字も全く知らない、使ったことがないというハンデがありながら、わずか1年ちょっとでN2レベルまで達しています。
すこし、ナーバスなところがあり、いつも自信なさげにしていて、そんなところが少し影響したのかな、とも思います。
12月の試験に向けて、ふたたびクラスをうまくアレンジして、絶対に合格をつかみ取るようにサポートしたいと思います。

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