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日本語講座の第4回目の授業    (「みんなの日本語」第1課③年齢)

日本語の授業を始めて、数回がたち、自己紹介もいよいよ最後のパートに入ります。
年齢の紹介の仕方ですね。
この回では、日本語の数字の読み方もあわせて教えます。
数字を教えるのは意外と大変です。
しっかりと時間をかけて、粘り強く教えるのがポイントでしょう。

こんな風に和気あいあいと進めたいですね

外国語学習の初歩

数字は、外国語を覚える際には、あいさつなどと並んで、一番最初に覚えなければならないものです。
どの言語でも、同じような数の読み方の特徴があり、似通ったルールです。
ここで、数字をうまく覚えられると、いろいろと使ってみたくなり、応用したくなります。
私たちが、日本語を覚えた子供の頃と同じですよね。
そこで、あまり難しくならない範囲で、数字の使い方を、クラスで試してみるのが効果的かと思います。

好奇心が強くなる

皆さんまだ数回目のクラスで、日本語の学習に対して意欲が強く、希望を抱いていて、好奇心も強い時期です。
数字というのは面白いもので、数字を上手に覚えられると、あらゆる情報に対して、好奇心が芽生え、強まるように思います。
これは、数字は脳の機能を刺激し、認知能力を向上させる役割があるため、数字を言葉に出し、耳で聞き、脳で処理することで、情報に対する興味や好奇心が高まるのからとされています。
また、計算や推理、問題解決能力の向上にも結び付いているため、学びに対する意欲が強まり、さらに好奇心が増すという相乗効果が得られます。

今後へと続く大事な回

子どもと同じように、ここで成功体験を身につけると、自然と好奇心もわき、自分でどんどん学習していくようです。
私の生徒さんたちでも、先ずは数字が最初の関門になる方が多かったです。
このクラスは、今後の学習意欲に関わってくる大事な回です。
教え方を工夫して、さまざまな教材を利用して、トライアルを増やして、子供のように、楽しく学習できるような工夫が必要です。

助数詞や読み方が変わることも伝える

他の言語でも同じですが、数字に助数詞がついてくると、格段と難しくなります。
特に日本語には、助数詞がたくさんあり、数え方が面倒くさい面があります。
このクラスでは、助数詞があり、数を数えるときには必要となる、という情報をまずは伝えておくといいでしょう。
そして、年齢の場合を例にとって、助数詞がつくと、数字の読み方も変える必要があることを教えます。
このあたりは、うまく導入していくと、生徒さんの好奇心をくすぐって、さらに詳しく知りたくなるように思います。
あまり深入りし過ぎると、難しくなり、逆効果となるので、いい塩梅が重要ですね。

では、スライドをご確認下さい。

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