日本語講座の第6回目の授業 (「みんなの日本語」第2課 ②)
前回の投稿から少し時間がかかってしまいました…
今回の授業では、指示代名詞を使った簡単な疑問文を教えます。
いつも、この授業が終わると生徒には
「これで、簡単な質問ができるようになるね!」と伝えますが、それぐらい重要な授業になります。
また、二つの名詞を結び付け、修飾の働きをする助詞「の」も学びます。
日本語の助詞は複雑なので、気おくれが起きないように、ゆっくりと丁寧に教えたいですよね。
クローズドクエスチョン
「クローズドクエスチョン」とは、「はい、いいえ」の二者択一や、三者択一などで答えられるような、回答が限定的な質問の仕方です。
この「クローズドクエスチョン」ができるようになると、子供が言葉を覚えかけのときのように、いろいろと質問したくなります。
その最初が「これは○○ですか?」ですよね。
身近なものについて確認したくなり、そこから言葉を覚えていきます。
そこで、私の授業では、できるだけ練習を多くして、自然に言葉が出てくるようにしています。
幸い、「みんなの日本語」の教案をつくっている方がたくさんいて、それぞれ非常に素晴らしいサイトを持っていて、練習のスライドをつくっている方もいらっしゃいます。これらを有効に活用しています。
オープンクエスチョン
そして「オープンクエスチョン」へとつなげていきます。
「オープンクエスチョン」は、相手に回答の範囲を制限せず、自由に回答してもらう質問です。
疑問詞を使い、疑問の内容が具体的になるため、意見を幅広く聞きたい時に有効な質問方法です。また、相手の回答を踏まえて、さらに質問をすることができ、会話の幅を広げることができます。
わからないことを尋ねることで、世界を広げることができ、楽しさが「ましまし」になりますよね。
「これは何?」は、そんな好奇心の世界へと足を踏み入れていく、最初のフレーズです。
身近なものをうまく利用したり、フラッシュカードを活用したりして、できるだけたくさん練習するように工夫して、授業後も、生徒が自らいろいろ試したくなるような、楽しい授業になるように試みてます。
では、スライドをご覧ください!
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