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人生こそ旅

10代は夢を追い続け
20代は海と波に魅せられ、流れるように暮らし
30代は普通の生活を追い求め、育児に仕事に必死の毎日
そして立ち止まった40歳。

ふと、人生の折り返し地点かもしれないと思った。
ちょっと立ち止まって今までの足跡を振り返ってみる。
昔、大好きだったことをしてもワクワクしないし、
新しいモノも見てもトキメキも感じない。
何が変わってしまったのだろう、ずっと考えていた。
独身の頃は自由奔放に暮らしていたけれど、
結婚し母となった途端、常識的な普通の家庭を築くことに、
こだわりすぎていたのかもしれないと気がついた。

子供が生まれたら、保険や貯金は当たり前。
ローンを組んでマイホームを持ち、週末はファミリーカーで買い物、
平日は仕事の後に子供のお迎えへ。
それらを継続するため、どれだけの労力を使い、気苦労したことだろう。
それらを維持するため、子供達との時間を犠牲にしての仕事、
何の意味があるのだろう。
時間にも限りがあるし、随分、家族で無理をしたと思う。

「所有する」ことに何の価値があるのだろう。
本当の価値、生きる意味は、もっと別のところにあるもかもしれない。

負債が残った家と車を売り、自由になった。
これからどう生きるか、どこで暮らすか、1から決められる。
パソコン1台あれば、どこでだって仕事もできる。

私の時間やエネルギーを拘束し続けていた、
「普通の生活」という固定概念を取り払い、
家、車や大半の物を処分し、マレーシアにやってきた。

子供達に広い世界で生きていく本当の意味を、肌で感じ取って欲しい。
スーツケースに服3、4枚を詰め込み、新しい旅立ちへ。

人生、いくつになっても、母になっても、
旅するように生きたっていいんだ。

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