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蒼然暮色にて


夫と平日の休みが一致した8月のとある日。
最近は漁港巡りが楽しい。



夫は釣りを
私はグループ展が近いため撮影を



変わったカメラを使っていたからか
近所の老人と立ち話。
良くあることだが、
オールドカメラを使っていたという、ご老人の話術にどんどん引き込まれてしまった。

こんなことは本当に稀有なこと。



そうこうしているうちに、マジックアワーの時間に。

『この時間が最高なんだよ。それなのに、大体の人が撮らずに立ち去ってしまうのさ』



撮り終わるまで待っていてくれて、すっかりマジックアワーも終わる。

『また撮りにおいで。ここから見える富士山は撮影には最高だからね』



富士山はあいにく見えなかったが、
マジックアワーに染まるフォギーな夏の海が美しい夕暮れ。

しかし一期一会にすることなく、再開を楽しみにまたこの地を訪れてシャッターを切ろうとおもう。

もちろん、老人と富士山と海と風をも。
涼しくて心地よい、たおやかなる海風を感じながら。


秋も冬も春も、またこの地を訪ねたならば必ず立ち寄ろうと思う。
きっと、絶対にね。


(ちょっと趣向を変えて書いて見ました)

*この写真はこの時に実際に撮った写真です。
Taken: PENTAX 645N
PENTAX-A 645 75mm F2.8
Velvia100F

このフィルムもまた作ってくれないだろうか...かなり好きなフィルムです。

では、またね♪




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