思考力は育成可能なスキルセットなのか?について。
どうも、桜井です。
公開noteもなんとか月1本は・・・と思い興味深いツイートをテーマに書いてみることにします。
↓参考にさせていただいた元ツイートはこちら
私自身、現在企業向けのマーケティング外部研修や新人向けのスキルセット育成、学生向けの非常勤講師など、僭越ながら教える仕事が増えてきました。そこで直面している課題は「思考の深さを鍛えるにはどうするか?」についてです。
この「思考の深さ」の解像度を上げるプロセスとして、冒頭の「伸ばせる能力と伸ばせない能力」がとてもヒントになるんじゃないかと思い、まず私個人として重要視している能力TOP3を抜粋して考えを羅列してみようと思います。
■比較的簡単に伸ばせる
比較的簡単に伸ばせるスキルに分類されている3つは言わばビジネスのベースになるようなイメージかなと思っています。昨今、遠隔地とのやり取りが多く、非同期コミュニケーションも増え、「テキストコミュニケーション」が取れなければ話にならないため、文字でものを正確に伝えることが求められます。
さらに「目標設定、ニーズのすり合わせ」は相手方との目線合わせとしても前提のため、必修スキルといえます。
■難しいが、可能
地方に限らず、マーケティングを戦略レイヤーから進めていくと直面するのが組織マネジメントです。その結果どんな状況に陥るか?というと「板挟み・部門間調整・メンタリング」などの割合、地味でジメジメした仕事が多いような気がします。
そんな時に必要なのが「ストレスマネジメント・コンフリクトマネジメント」であり、さらに大切なのが「好感」だと思っています。身なりを整えて清潔感を出し好感度を高めておく。ルッキズム論を語るわけではないですが、かっこいい・かわいい人の方がなんだかんだ言って説得力が増します(あくまで経験則ですが)。
■伸ばすのは、難しい
最後に難しいとされているの中でも特に必要だよなぁというスキルは「知性
・概念の構造化・ねばり強さ」だと感じています。
知性とは「一見無関係な情報と情報の間に関わりを見出すこと」で宿ると教わりました(チ。より)これは2つ目に挙げている「概念の構造化」にも通ずるように思います。
概念の構造化については私の専門分野であるマーケティングのレイヤーにおける構造化などがわかりやすい例かもしれません。簡単にいうと、「一体どこの話をしているの?」という議論にならないように、思考の地図を描けることが大切なんじゃないかと思っています。
と同時に構造化ができると思考バランスが取れるので、「抽象と具体のバランスを持って語れる人」にもなれるかなぁなんて思っていたりします。
そして最後がねばり強さ。
知性や構造化は一見ロジカルで飄々としたイメージを持たれるのですが、実情は実に労働集約で長い時間をかけて作り上げられるものなんじゃないかと思っています。すなわち、しつこさがないと知性・構造化はなし得ないため、ねばり強さが必要なわけですね。
■でも最後はマインドセット、価値観
と、最後までスキルの話をした後で言うのもなんなのですが、スキルを身につけるにはマインドセット、さらには価値観を変えなければ身につくことはできないように思います。
スキルの中でも伸ばしづらいスキルがありますが、スキル以前にマインドセット(思考のクセ)が変わらないといけない、さらには根底にある価値観が変わらないと人の思考は変わらない、と言うわけです。
とても難しい問題ですが、本当に変わろうと思えば価値観を変えねばならない。私も独立してからたくさんの価値観が変わって(場合によっては変えて)きました。これから先もどんどんアップデートされていくんだと思います。
私自身、変化を恐れず、楽しみながら価値観を柔軟に変え、思考にクセを持たず、スキルを身につけていきたいと思いますし、価値観が変わることを恐れないトレーニングなるものを私自身が教育事業の中に実装できたらいいなぁと感じています。
つらつらと書いてしまいましたが、そんな感じでこれからもがんばっていきます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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