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【ヘルスケア】ヘルスリテラシー①:ヘルスリテラシーとは

本記事はこちらの書籍を基に書いています。

▶︎ 『ヘルスリテラシー 』が高い人だけが生き残れる時代

現代の生活では,飲酒,喫煙,ファーストフードの蔓延,運動不足,ストレスなど,以前とは異なる『病気のリスクファクター』が圧倒的に増加しています。

また,医療が高度化するにつれ,治療やケアの選択肢が増えたので,自分に適したものを見極めるための『ヘルスリテラシー 』が求められています。

▶︎ ヘルスリテラシー とは何か

健康に関する情報を入手,理解し,よりよい意思決定をするためのスキルのことを指します。

情報にあふれている現代においては,一面的な情報に惑わされない,ということが,ヘルスリテラシーとも言えます。

メディアで話題になっているような断片的な知識で行動すると,健康になるために行っていることが,残念ながら逆効果になってしまうことも少なくありません。

『自分の主な問題は何か』『自分は何をする必要があるか』,そして『そうすることがなぜ,重要なのか』を理解し,正しい情報を持ち,行動に移せること。
それが,本当にヘルスリテラシー が高い人だと言えるます。

知っている・知らないの情報量ではなく,情報を使いこなし,それを自分の健康に応用する能力がヘルスリテラシーです。

▶︎ 人生の健康のポートフォリオをつくる

健康も投資と同じように『確率』を重視しています。

現在の医療は病気の検査や治療のために『既存の製品よりも,効果が高い』と解析されたエビデンスを基に新薬の投入が行われているため,確率を重じていると言えます。

健康がお金と似ている点はこれだけではなく,病気になる可能性も資産と同様に『複利』で増えていきます。

私たちのカラダは,見えないダメージを蓄積させると,様々な病気の原因が複利となってどんどん増えていきます。

そのため,健康であるためには『できるだけ早く,病気を見つける』というリスクヘッジが欠かせません。

また,実はどれだけ真剣にリスクヘッジしても,それは単に『マイナスを最小限にしている』だけだということにも目を向ける必要があります。

また,『早期発見・早期治療』ももちろん大切ですが,カラダへの一番の投資は病気になる前に『予防』することです。

早期発見・早期治療は,あくまでも治療を前提としているため,ダメージが蓄積しないようにする『予防』こそが,健康であり続けるためのカギであると言えます。

本日はここまで。次回に続きます。

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