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【TED】#3 Grit: The power of passion and perseverance

TEDの閲覧記録です。今回の動画はこちら↓(6分21秒)

▶︎ 結論

夢を実現するために大切なことは,やり抜く力(Grit)である。

▶︎ 内容と学び

学校で教鞭をとっていたスピーカーが,『IQ の高さと学校でのテストや宿題の成績は相関しない』ことを疑問に思い,何が成果を(ひいては夢の実現を)もたらす要因になっているのかを研究し,それを突き止めたことを軸にお話しされています。

まず初めに,IQ では優等生と劣等生の違いを説明することができません。
(IQ が高くても学校のテストの成績が悪かったり,IQ が低くても学校のテストの成績が良い生徒がいる。)
言い換えると,才能があるからといって良い成績を残すことができるとは限らないのです。

同様に,仕事においても良い成果を残せるかどうかは IQ だけでは図ることができません。

学業における優劣や仕事における成果を分けるのは,IQ でなければ,社会的知性でも,ルックスや身体的健康でもありません。

違いを生み出しているのは,やり抜く力(Grit)です。

やり抜く力(Grit)とは
超長期目標に向けた情熱や忍耐力で,スタミナがあることでもあります。
明けても暮れても,自らの将来にこだわることであり,何年もの間一生懸命に取り組み,その夢を実現することです。

たとえ IQ が低かったり才能がなくても,やり抜く力があれば,学校のテストで良い成績を残すことができるし,仕事で良い成果を出すことができるのです。

逆に,才能があっても最後まで決めたことをやり抜けない人もたくさんいます。
わかっていることは,『才能の高さ』と『やり抜く力』は通常関係がなく,むしろ反比例さえするのです。

では,どうすれば『やり抜く力』を育てることができるのでしょうか。

正直なところまだわかっていません。
結論はありませんが,『成長思考』がやり抜く力を育てるのに良いようです。
つまり,学習する能力は固定しておらず,努力によって変えられると信じることです。

脳の機能や課題に対する脳の変化,成長について学ぶことで,失敗は永続的な状態でないと信じることができ,失敗した時により辛抱できるようになります。

そのため,成長思考はやり抜く力を育てるのにとても良いのです。

▶︎ 所感

夢を実現している人や仕事で成果を残している人は,他の人よりもそのことに掛ける『熱量』が圧倒的に大きいと感じています。

その熱量の差を生み出しているの,純粋に大好きで夢中になっていたり,何かしらの原体験に起因して圧倒的な努力をすることにあると考えています。

例えば,僕はずっとサッカーが好きで人生において膨大な時間を割いてきているのですが,言わば『純粋に大好きで夢中』な状態にあるので,熱量が大きくなっています。

また,僕は高校の時に自分は何者でもないという劣等感を抱き,さらには2年間浪人したという『原体験』に起因して,今の仕事に熱量を持って取り組んでいます。

つまり僕は,『やり抜く力』は『熱量』に依存しているものだと考えており,それを僕なりに因数分解すると『夢中』『原体験』に分けられるのかなと思いました。
# 『生来持ち合わせた思い』と『過去の経験』のバランスで成り立っているということかな

なので,夢を実現するためには,自分が夢中になれる事や過去の原体験に起因して熱量を注ぐことができる事と結びつけることで,『やり抜く力』を維持し,育てることが大切なのかなと思いました。

逆に考えると,自分の生まれ持った根源的な思いや過去の原体験から来る熱量を理解して,自分の夢が何なのかを考えることも良いかもしれません。

ちなみに,『報酬』は必ずしもやり抜く力に繋がるとは考えていません。
『報酬』が重要と考えている背景(何かを手に入れたい,お金が重要であると強く感じた過去の原体験がある,など)によって,もたらされる熱量は大きく変わってくるのかなと思っています。
# 報酬があることによって成果が損なわれたり,やる気が削がれてしまうという話も聞いたことがあります

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