「推しは推せる時に推せ」
こちらは白熊文芸部で読み上げた幕間久真の読書感想文です。『推し、燃ゆ』のネタバレを含みますので、読後にこのnoteを閲覧することを推奨します
『推し、燃ゆ』というタイトルが、とても目を惹いた。
「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。」という一節から始まる当書は、事件をきっかけに炎上したアイドル上野真幸を推し続けてきた、主人公あかりの生きづらい現実に対する苦悩と、そんな中でもたゆみない推しに対する愛を、生々しい日常描写と共に描いた作品だ。
推しが燃えた、そうなった時自分がど