ビジョンを本気で実現するための企業カルチャーとは?「マクアケらしさ」を育てる施策と成果を大公開
マクアケは「ビジョンファースト」な企業です。まずはなによりもビジョン実現を最重要視した上で、事業設計や利益のためのアクションを実現していきます。
言葉で言うだけなら簡単ですが、実現は容易いことではありません。本気で実現するためには、全社一丸となるためのカルチャーの力が欠かせません。
今回は、カルチャー推進担当である能城が、カルチャー推進のための取り組みとともに、その結果としてできあがっている風土や雰囲気についてお伝えします。
話し手:能城綾香
株式会社マクアケ コミュニケーション戦略本部 カルチャープロデューサー
「ビジョンに共感している」ことが大前提
マクアケには、ひとことで言うならフランクでカジュアルなカルチャーがあります。入社したばかりの方からも「いい人が多い」「困りごとがすぐ解決した」という声が多くあり、比較的早く組織になじんでもらえているという実感があります。
その根底には、ビジョンに強い共感を抱いている方が入社している、という大前提があります。目指している場所が同じなので、機会を設けることですぐになじむことができるのだと思います。
お互いを知り、距離を縮めるための「ウェルカムランチ」「シャッフルランチ」「Makuake Half Times」
その機会というのが、例えば「ウェルカムランチ」。新しく入った方が様々な部署や役員とのランチに招待されます。自己紹介・業務紹介に最近の趣味などフランクな話題を交えながら、お互いの距離を縮めることを目的にしています。また「シャッフルランチ」は、月に一度社員をランダムなチームに分けて実施する交流目的のランチです。
月の半ばには「Makuake Half Times」を開催し、お酒を片手に語り合いながら、月の後半戦に向けて士気を高めます。仕事のことだけでなく、プライベートのこともカジュアルに話せる場です(密を避ける形での開催を徹底しています)。マクアケには5つの拠点があるのですが、これら社員同士のコミュニケーション機会ための出張費を会社で負担できるようにしています。
半期に一度の社員総会と懇親会
大きなイベントとしては、半期に一度の「社員総会」があります。4月と10月に社員全員が東京に集まり、振り返りと次期の戦略について共有するものです。0部、1部、2部の3部構成になっており、0部では社員同士のコミュニケーションがとれるワークショップを実施します。初めて会うメンバーも含め、お互いの考えが理解し合えるような内容を設計しています。
1部では、半期の振り返りと表彰。続く2部の懇親会では、エンターテインメント的なコンテンツを発表し合うのが大きな特徴です。
開催の2か月ほど前から懇親会を推進するプロジェクトメンバーを募り、就業時間の中で準備をしてもらっています。会社として、「仲を深めるために時間とコストをかける」という意思を持った取り組みなのです。
社員が自主的に配信する社内テレビやラジオ
就業時間中の業務としてではないものの、従業員が自主的に開催している取り組みもあります。社内テレビ「幕ウラでダル絡み(通称:ウラダル)」と、ラジオ「幕ウララジオ(通称:ウララジ)」です。それぞれ、映像ならでは、音声ならではのコンテンツを制作しています。
自主的に始まったクラブ活動のようなものですが、会社として奨励し、「リクナビ NEXT」主催「第7回 GOOD ACTIONアワード」に応募。見事アワードを受賞しました。
こうしたコミュニケーション施策に関しては、代表をはじめとする経営陣が社員同士の良好な関係性が育まれる土壌づくりを重要視しており、コストと時間と人をかけていくと明言しています。
実行者の伴走をする実感を持ち、解像度を上げるための「Makuake ミライマルシェ」や「Makuake Factory Tour研修」
組織の土壌作りと並行して、ビジョンの実現に対するリアリティや解像度を高める施策も進めています。
毎年夏ごろに、実行者の方々を招いた周年イベントを開催してきましたが、今年から新たな取り組みとして一般来場者もお招きする「Makuakeミライマルシェ」を開催予定です。普段はネット上のみの応援購入を、リアルな場で体験できるイベントを目指しています。
開催に向けては、従業員を多数巻き込んだ全社プロジェクトを結成します。その数は、企画から当日の運営など、のべ140名ほど。従業員が実行者の方やサポーターの方を身近に感じ、現場の興奮や高揚感をリアルに体感することで、自分たちが普段取り組んでいる業務が応援購入を作り、ビジョン実現に繋がっているという実感を高めます。
また実行者の生産現場を訪問する研修「Makuake Factory Tour研修」も、実行者への理解をより深め、自身の業務がどのように関わっているかを実感し、各自の業務改善につなげることを目的としています。
「Makuake Factory Tour研修」の参加者は部署ごとに希望を募ります。キュレーターはもちろん、審査法務や開発メンバー、経営管理本部、人事などのバックオフィスメンバーも参加します。参加者には、現場を見学した結果、自らの業務の改善に役立つヒントを持ち帰ってもらいます。
「親しい知人や友人に勧めたい」というeNPS数値が高い
このような施策の成果を計るものとして、eNPSという調査があります。「親しい知人や友人にあなたの職場をどれくらい勧めたいか」を10段階で評価するものです。
マクアケでは、毎月アンケートをとっており、公開はしていないものの、日本企業の平均よりもはるかに高い数値です。ビジョンに共感する社員同士、信じ合えるという土台がある中でのコミュニケーション施策の成果だと考えています。
ビジョンの実現には「マクアケらしい」カルチャーが必要
なぜ、私たちがここまでカルチャーを大切にしているのか。それはひとえに、ビジョン実現のためです。マクアケのビジョン実現は、社会の仕組みがアップデートされるほど壮大な挑戦です。長い道のりを最短で進むために、ひとりひとりが主体的に考え、自らの判断でベストな道を選ばなくてはなりません。そのために、メンバー全員が「マクアケらしさ」を理解し、自信をもって大小の意思決定をしていけるカルチャーが必要なのです。組織が大きくなっても、スピードは落とさずに事業を進めていくための戦略です。
そのため「Makuake Standard」という行動指針を元にした評価項目を盛り込むなど、評価制度にもカルチャーの体現度を取り入れています。また行動指針に沿った行いを「ベストカルチャー賞」として表彰するなど、光を当てる取り組みもしています。
マクアケピープルにとって最高のカルチャーを作ることがミッション
最後に、カルチャー推進担当としてのミッションや業務についてお伝えします。カルチャー推進担当は人事本部ではなく、広報などが含まれるコミュニケーション戦略本部に所属。つまり、社内広報のような立ち位置で、カルチャーを醸成しています。
カルチャー推進担当のミッションは、「ビジョン実現を目指すマクアケピープルにとって最高のカルチャーを作ること」。最高のカルチャーとは、従業員、つまり「自分」と「会社・社会・人・自分」との関係が、すべて下記のように最良の状態であることだと考えています。
会社……会社の考えていることが明確で、共感・賛同できる
社会……自身の得意を活かしやりがいを感じられるマクアケのサービスを通して社会に貢献できる
人……上司や部下・同僚に、思ったことを率直に伝えられお互いに尊重している
自分……公私のバランスが取れ、自己実現ができている
4方向ともにいい状態を作っていけるように、人事や総務・労務、広く社内のメンバーとも連携し、ご紹介したもの以外にも、さまざまな施策を実施しています。
今後もマクアケはビジョン実現に向け、組織を拡大していきます。その中で、パンデミックのような不測の事態をはじめ、グローバル展開など事業が成長していくことでも、これまでにはなかったようなハードルが待っていることでしょう。どんな状況になっても、マクアケカルチャーを薄めず、ビジョンへの熱狂度を下げないために、これからもさまざまな仕掛けに取り組んでいきたいと思います。
◉選考エントリーをご希望の方
◉マクアケの中の人を知りたい方
インタビュー・執筆:栃尾江美
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