#46「晴れた海岸通りなら」

海岸沿いの道 あなたと走った
台風が近づいた 不安定な天気
海が見えると わたしは窓を開けて
風が吹き付ける中 FMラジオに合わせて
泣きたいような 気持ちになったの
高い波が 岩に砕けて

ねぇ あの時 わたしの隣であなた 何を想ったの?

本当の気持ち 知りたかった

楽しい夢見ていたかったの
だからわたし笑っていたの
なのにどうして 黙って空を見上げた時
涙が出るのを こらえてた

ねぇ あの時 わたしの隣のあなた 何を想ったの?

本当は何を見ていたの?

わからないこと 多すぎた

グレーの雲 きっと さよならの予感
何も言わなくても
わかってた 本当は
悲しい理由
わかってた

トンネルを抜けたら 降り出した雨
窓を閉めて ワイパーが揺れて
晴れた海岸通りなら…
って、ただそんなこと 思ったの

(1985 )

※【解説編】はこちら

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