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夢か現か小説か

まこてぃです。読んだ本が多くなってきて、まとめるのが億劫になっていた。だけどアウトプットしないとすぐ忘れてしまうし、誰かに紹介する時に困るので、久しぶりにまとめた。

やはりアウトプットすると、思い出そうとすることで脳が良い感じに活動するし、集中力も回復する。そして書いて文字として表現することで、頭の中の整理にもなるし、知識として定着する。

ストックしすぎないように頻繁にまとめていきたいな。

では、ここ最近の読んだ本と感想を。

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68、『現代語訳 貧乏物語』 河上 肇 (著), 佐藤 優 (翻訳)

100年前に日本が資本主義になってから、河上肇が貧困問題について示唆している本を、元外務省の佐藤優がわかりやすく解説している。
貧困格差を無くしていく、緩和していくためには富の再分配が必要となってきており、富裕層への理解を深めていくことが最優先される。そして、富裕層はお金の使い方を見直すべきであり、贅沢品ではなく社会に還元されることを目的としたお金の使い方をしていくべきだと思った。

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69、『i(アイ) 』 西加奈子(著)

養子として裕福な家庭で育てられ、何も不自由なく生きてきた主人公。世界で起きている戦争や災害によって毎日亡くなっている人はたくさんいるのに、自分だけこんなに平凡に裕福な生活をしていいのかと悩む。
日本で生きていると平和ボケしてしまうが、世界のニュースに目を向けて今の自分が何をして生きていくべきなのか、考えさせられる。

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70、『ロックで独立する方法』 忌野清志郎(著)

ロックミュージシャンとして、社会人として独立していく人に向けて書かれている本。音楽の世界で生きていく大変さが分かる。路上ライブなどを行なっている人たちは、既存の曲をカバーしている人がほとんど。個性を磨き成功していくためには、どんどん自分でオリジナルを作っていかなくてはいけない。社会において独立していく上でも、ただ成功している人の真似をするだけではなく、個人としてのオリジナルが必要となってくるとよく聞くし、音楽の世界とも繋がるんだなと思った。

忌野さんは、夢や未来のイメージをよく自分で漫画にしていたと。できるだけ忠実に漫画にしておくことで、頭の中でもイメージがしやすく、くじけそうな時にもそのイメージを目指して頑張れると。参考にしたい。

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71、『官能小説の奥義』 永田守弘(著)

1万冊以上の官能小説を読んできた著者が教える、官能小説の奥義。
1960年代から官能小説という分野がやっと世間で認められてきた。日本語の語彙や表現の豊富さを知ることができる。文章だけで読者を快楽へ導いていく、という作家の文章力や表現力は才能だなと思った。
自分の経験だけでは表現が乏しくなってしまうので、いかに読者の立場になって書けるのかが重要らしく、官能小説を書こうと思っている人は、書き途中に自慰行為をしないように注意している。笑

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72、『死ぬかと思った』 林雄司(著)

気分が沈んだ時とか長い文章を読むのを休憩したい時にオススメ。笑いが止まらなくなる。人間が死ぬかと思う瞬間って、ウンコネタが多いんだな。こんなネタでも笑っていられるって平和かも。

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73、『スペクテイター〈44号〉ヒッピーの教科書』 エディトリアル・デパートメント(著)

持ち歩きたい一冊。ヒッピーは1960年代から広まり、歴史から音楽家まで幅広く学べる。
ビートニク(ビートジェネレーション)を代表する文学作家である、「ジャック・ケルアック」や「アレン・ギンズバーグ」を知るきっかけになった。

ヒッピーは多様性な生き方や環境保護に重点をおいた生活をしており、現代社会で注目されている「ダイバシティ」「サスティナブル」に通づるものがある。

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74、『ヴィジュアル・ストーリー ポー怪奇幻想集 2』 Edgar Allan Poe (原著), David Garcia For´es (原著), 金原 瑞人 (翻訳)

アメリカ文学のホラー作家。小説はなかなか読むのに時間がかかるから読みやすそうなものを図書館で探していたところ見つけた一冊。
イラストが書かれていて絵本のようであるが分類としては小説っぽい。怖いけどイラストがあることで想像しやすく、とても読みやすかった。

翻訳家の金原瑞人さんは、400冊以上の翻訳をしてきており、絵本の翻訳もしているためか、理解力の乏しい私みたいな大人でも理解できるような言葉遣いや表現がされている。翻訳者で本を選ぶのもありだなと新たな発見。

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75、『僕達は君たちに武器を配りたい』 瀧本 哲史 (著)

瀧本さんの本は、『ミライの授業』を以前も紹介したが、子供でもわかるように丁寧に説明してくれているので理解しやすい。今回は、学生から大人向けに資本主義について歴史から教えてくれる本。

投資家的な生き方を推奨しているが、単に株やFXをやったり不労所得を目指すものではない。ここでいう投資家的な生き方というのは、自分の才能や労力、時間を次にどこにつぎ込めばマネタイズ(リターン)を得られるのか、ということを考えることだと。そのためには、やはり教養が必要であり、その他一般の人には負けない知識を身につけようと思った。

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最近はアメリカ文学や哲学の本を読んでいて、分厚くてなかなか進まない。日本の小説も勧められたものは読んだりしているが、想像力が豊かになってきたのか、豊かすぎるのか、夢にも出てくることが多い。

それで、現実で生きていると、ふと小説の話なのか夢だったのか混合して分からなくなってしまうことが最近の悩み。(笑)



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


MAKO

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