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朝活前に、朝活をしてパッパと1日終了

最近は朝活読書会で主催者である私も毎回プレゼンしていきたいと思い、半強制的に毎日1冊以上は読んでいます。
夜はすぐに寝てしまうので、朝3時とか5時には目が覚め、朝活前に自宅で読書をしてから会場へ向かっています。朝の時間は日中よりも時間を貴重に捉えられるので、読書も捗ります!
こんな適当な生活をしているのに「生きる」とか「孤独」について考えることが多くて。笑
こうやってまとめてみると、ここ1〜2週間はそんなような本ばかり手にとっていたようです。

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21、『わたしを離さないで』 カズオ・イシグロ (著)

生きるとは何か、生命とは何かについて考えさせられる。洋画もある。映画と小説の両方を読んでみるのは初めて。全然内容が異なってくるんだな。
人は誰かのために生かされている。何も考えずにただ生きる。生かされることもできるけど、それではつまらないのかもしれない。自分で何かを選択できることに感謝して、日々を生きていこうと思った。

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22、『好きな服だけ着ればいい』 レイチェル・ロイ (著)

一目惚れ。表紙、中身も全ていろんな色使いがされていて綺麗。和紙のような匂いも好き。ビジュアルだけで欲しいと思わせられる本に出会うってこういうことか。レイチェル・ロイは自身のファッションブランドも持っている。本の内容は女性としての美しい生き方について。自分らしいファッションを好きなように選び、さらに女性らしさを魅せてモテる。

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23、『心にナイフを忍ばせて』  奥野 修司 (著)

まずこんな恐ろしい殺人事件があることを知らなかった。日本の法律は、少年法を含め、昔のまま改正されていない。未成年なら、子供だからってなんでも許されてしまうのか。このままでは日本の社会は何でも許されてしまう。どんどん恐ろしくなっていく。犯罪者は時間が経てば世の中からの記憶も薄れ、更生していくことはできるが、被害者の心はいつまでも癒えないということを忘れてはいけない。

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24、『国のない男』 カート・ヴォネガット (著)

カート・ヴォネガットの遺作。皮肉とユーモアの溢れている人で時々アメリカンジョークは分かりづらい。アメリカでは若者に人気の著者だそう。現代社会の批判を訴えている。人間は皆、化石燃料依存者である。という言葉にはハッとさせられた。アルコールとかドラッグとか言ってる以前に、現代の社会では生きているだけで何かに依存している。
「今の世の中はどんな生き物にとっても絶望的だ。」という言葉が印象的。大地を絶望的にしているのは、人間。温暖化問題などは昔から騒がれているが、実際に大地のために人間は何ができているのか考える必要があると思った。

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25、『勝手に生きろ!』 チャールズ・ブコウスキー (著)

転職を何回も繰り返してもお酒とタバコはやめられず、ルールを守らずせっかく好都合の仕事に就いてもクビになってしまう。家に帰ったらお酒とセックス。ただ、書くことだけは好きで続けていた。好きなことをやるために稼げればいいなと思わされる。酒に溺れる毎日はアリ。笑
かなり細かく描写されているためか、情景を思い浮かべやすい。ストーリーの中に入っていきやすく、面白くスラスラ読めた。ブコウスキーの他著書も読み進めていこうと思う。

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26、『ひきこもれ』 吉本 隆明 (著)

孤独について考えてるときに見つけて買った。ひきこもりを肯定してくれているが、推奨をしている本ではない。ひきこもりは社会的にもネガティブな言葉として捉えられているが、自分1人だけの時間は必要。1人になることで、自分と向き合ってじっくり考える時間を持つことができる。ひきこもりはすごくいい時間だと思う。
孤独というのも、ただ1人きりになることではない。
ただ、自分が今生きている社会で何が起きているのかは知る必要があり、何かしらで社会とコネクトしておく必要はある。著者は神社の祭りで大勢の中に1人で行って、さっさと帰るらしい。それが社会と繋がっている感覚なんだとか。現代はSNSやインターネットを利用することで、なんだって社会と繋がることができる。嫌でも繋がってしまう。
自分に合う、社会との繋がり方を探してもいいかもしれない。

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27、『ケーキの切れない非行少年たち』 宮口幸治(著)

非行少年は再逮捕が多く、少年院ではどんなことが行われているのかがなんとなく分かった。非行少年たちの多くは、幼少期に教育をちゃんと受けられなかった人が多い。その原因として、発達障害だけでなく知的障害も多く占めていると。知的障害がどんなものなのか、大人が知っておかないと気付いてあげることもできない。親や先生である大人の知識が足りないから、子ども達の異変にも気付くことができない。
理解力が乏しい理由にも、聞く力や見る力が欠如しているなど色々ある。その子に合わせた教育が幼いうちから与えられていれば、非行に走ることはなく、偉業をこなすような能力に変換できるかもしれない。
子どもの教育という面で、私も含めて大人はもっと勉強しなくてはいけない。看護師として、こういう面でも何か自分にできたらいいなあ。

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結果、「生きる」ってどうでもいいなというところに至りました。
孤独なんかなくて、みんな誰かに生かされている。
ただ生きているだけなら、誰かに生かされるのではなく、自分で好きなことを選んで誰かのために生きていけたら、人生は豊かになるのかもしれないと思いました。
私も、1人の大人としてもっと読書して勉強して、たくさんの知識を詰め込み、さらに広めていけたらいいなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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