文字のラジオ　20201113　朝乃若の蛍光イエローのまわしが好きでした　QOLコーヒー、カラモ・エチオピアを飲みながら

はい。どうもこんにちは。
コーヒー屋のおっさんが営業中にコーヒー飲みながらダラダラ喋るっていうしょうもないやつなんですけども。

今日飲んでるのはおみやげでもらった名古屋のQOLコーヒーさんのエチオピアのカラモっていう豆なんですけど。
いやあさすがっていうクオリティですね。ブルーベリーがすごいです。でもしっかりクリーンだしワイニーだし。うまいですねえ。

QOLさんとは２０１８年のCOFFEE COLLECTION Discoverに一緒に出て確か隣のブースだったんですよ。
COFFEE COLLECTIONはGLITCH COFFEEさんが主催してるイベントで、Discoverは事前に豆を送ってコンペティションをして、まだ見ぬロースターを発掘するみたいな企画で。

まあ知ってる人は知ってるとおもうんですけど僕はGLITCHさんにめちゃくちゃ影響を受けてるんでめちゃくちゃ思い出のイベントでそこでご一緒したっていうので勝手に同志というか強敵と書いてともと読む存在だと思ってます（笑）
なので皆さん名古屋に行ったらぜひQOLさんとtrunkさん、そしてGLITCH COFFEE Nagoya行ってください。名古屋最高やな（笑）

今週はですね、十一月場所が開催中ということなので大相撲について語ろうかなと思います。

まああんまりちゃんと見てないんですけど今場所の前半をサラッと振り返るととりあえず上位の休場が多すぎですよね。二横綱二大関。大関は貴景勝のみっていう寂しい展開で。

怪我なんで仕方ないかもだし、二大関については初土俵からはじめての休場なのでなんとも言えないですけど、休場する基準が下がっちゃいましたよね。昔は多少の、っていうかわり大怪我でも横綱大関の責任みたいなことで限界まで取り切ってましたけどね。時代錯誤の根性論ですよこれは。アスリートの選手寿命とか考えたら早く休んで次の場所にかけるみたいなほうがいいのは当たり前なんですけど。

ただね。大相撲って興行なんですよ。上位が休場すると盛り上がらなくて次の場所の動員が下がる。動員が下がると会場の盛り上がりが悪くなって、ああ相撲ってつまんない競技なんだなって思われる。つまんない競技をやりたいって子供や若者に思われると有望な力士が生まれなくなる。相撲のレベルが下がる。本当につまらなくなる。っていう負のスパイラルに入るんですよ。

プロレスの世界に「Show must go on」って言葉があるんですけど何があってもショーを止めちゃダメなんですよ。不戦勝っていうのはショーが止まってるのと同じですよ。

この二年ぐらいの間に初優勝した力士が急増したんですよ。御嶽海、朝の山、玉鷲、貴景勝、徳勝龍、で先場所の正代。誰が優勝してもおかしくない、とか言われるんですけどそれが面白いのは八人ぐらいの規模の大会で全員が強いから面白いんですよ。幕内四十人いて誰が勝ってもおかしくないのはおかしいでしょって（笑）

僕が相撲を見始めたのは若貴時代で横綱に曙、貴乃花。大関に若乃花、武蔵丸、貴ノ浪っていう時代で、とりあえずこの五人の中で誰が優勝するんだっていう争いの中で関脇の魁皇、武双山、栃東、千代大海、出島（のちに全員大関になります）がたまに優勝決定戦に入ってくるみたいな感じで優勝するには序盤と中盤で必ず五人の横綱大関を半分以上倒さないと厳しいっていう。

そんななかだからこそ、魁皇たちが初優勝したときは感動したし、琴錦や貴闘力、雅山が平幕優勝したときは心底驚きましたよ。

はっきり言って幕内最高優勝の価値が下がってますよ。

これはもう誰でもない横綱の責任ですよ。出場したときは強いとかじゃダメなんですよ。怪我してても強いじゃないと。そういう競技なんですから。年間通して稽古をして、本場所六回に向けて調整して戦い抜くっていう。半分休んで調整していいならそりゃあ勝てますよ。

近年のアスリートファーストももちろん大事なんでしょうけど僕が幼き頃に魅入られたのは体がボロボロになりながらしのぎを削った力士ですよ。力士の士は侍って意味ですからね。だから髷を結ってるんですから。戦えなくなったら髷を切るんですよ。

時代が違うとか思われてもこういう文化、伝統っていうのは愚直なまでに守らないと本当に魅力がなくなってしまうと思いますよ。

ネット社会になっていろんな人の意見が届きやすくなってしまったので大相撲協会も無視できないのはわかりますけど、本当に大相撲を愛してる人はネット記事にコメントとかあんまりしないと思うのでそういうのは無視して本場所に来てくれる人たちの表情をもっと見ていてほしいなと思いますけどね。

良くも悪くも「それが伝統だから」で通るのは相撲と歌舞伎ぐらいなんだからでんと構えててくれたらいいんですけどね（笑）

また長くなってしまいましたね。書き出すとついつい口が滑ってしまいますね。まああの言い訳しておくとこれは個人の見解で僕は前時代的な相撲のほうが好きですよって話なんで反対の意見ある人も許してくださいねっていうやつです、はい。

ではまた来週お会いしましょう。