「至福」とは一体どういうことなのだろう。幸福との違いは何だろうか。
「福に至る」と書いて「至福」と読むわけですが、この「至る」というのは自らが何かを実践して至るのか、あるいは不意に出会った何かに導かれて至るのか。
後者の「何かに導かれて」至るというのは「訪れる」とも言えるかもしれません。
とある南の島を歩いていた時、ふと爽やかな柑橘の香りが。
今でも「香りを思い出すだけで、その場にいるような気持ち」になります。
それほどに色鮮やかな香りの記憶。
これもまた不意に訪れた「至福」だとすれば、「至福」に至るためにはその福を受け取る感覚、あるいは感度が必要なのかもしれません。
繰り返し起こる出来事、物事でも、いつも初めて出会った時のように新鮮にに感じながら生活することを大切にしたいものです。