「本来の生き方」とはなんだろう?〜表情のやわらかさを通して〜
「季節の変わり目は身体の調子も変化しやすいように、おそらく人生の節目においても身体が変わってくるのではないか」と思います。
最近は自分に流れる時間の流れを緩めるように生活をしていますが、ヨガのインストラクターの方から「表情がやわらかくなりましたね」とのお言葉を頂きました。時の流れが自分にあっているというよりも本来的な自分に戻ってきているような感じです。
自分のことは案外自分が一番よくわかっていないものです。毎日、鏡に映る表情を見ていてもわからない微細な変化も、時間の間隔をあけてみることで、微細の変化の蓄積がいつしか目に見える変化になっていることに気付くのだと思います。
身体は適度な緊張と弛緩(リラックス)が調和していて、遊びや余白があるときに最も働きがよくなる、つまり本来の自分の身体の潜在性が見出されるように、「本来の生き方」というのも適度な緊張と弛緩が調和しているところに見出されるものなのかもしれません。
そう思うと、緊張と弛緩のいずれかに偏っていては本来の生き方は見出されないのではないか、という気がします。
運動、食事、睡眠。健康な心と身体、充実した人間関係。そうした大地の上に、多様な「人それぞれの本来の生き方」が芽吹いてゆくのだと思います。
表情のやわらかさ。人は誰しもが本来的なやわらかさを備えていると信じたい。いや、人だけではなく、あらゆる物事がやわらかさを備えている。
そのやわらかさ、余白、緩みが歩み寄り、つながりの源泉であるように思うのです。そのつながりには自分自身とのつながりも含まれています。
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