なぜそれを先に言わないのですか?
中山マコトです。
チーズカツをください。
僕は言いました。
「チーズはやってないんですよ。出来ないんです。」
とんかつ屋のおばさんからは、そんな答えが返ってきました。
メニュには堂々と、「チーズカツ」と書かれているのに!です。
「メニューには書いてるじゃないですか?」と僕。
「でも、ランチセットでは出来ないんですよ!」
とおばさん。
なんだ、出来るんじゃん!
はやく言ってよ~~~~~~~。
「ランチじゃなくてよいので、お願いします!」と僕。
「安くならないけど、いいですか?」とおばさん。
お昼に、ランチメニュを頼まないのは異端児らしいです。
別の日、別の店。
酢豚下さい!と僕。
酢豚はできないんですよ!やってないんです!と店のおばさん。
学習した僕は、言いました。
「ランチセットじゃなくていいんで、酢豚下さい!ライス付きで!」
「ランチ価格にはなりませんけど、いいですか?」と彼女。
そうか、ランチタイムは高いのを頼むのは異端児らしいです。
『ランチメニュ以外は、ランチ価格になりませんがお出しできます!』
とか書いてくれればいいのにね?
ただそれだけの事。
そしてここがポイント。
”過去にも同じ事を言った客はいたはず”なんです。
同様な経験を、店は必ずしています。
でも、その場をやり過ごすだけで、抜本的な対処をしてきていない。
ここが最大のポイントです。
でね、僕がこんな事を書くと、必ず反論する人がいます。
”ランチタイムは面倒な事はしたくなくて、流れ作業にしたいんですよ!”と。
でもね、だったら”ランチメニュだけ”に徹底すればよいわけ。
実際、そう徹底してる店も沢山あるわけだし。
要は、その”徹底意識のなさ”が問題なわけです。
もちろん、根底には”食べたいものを作ってあげよう!”と言う誠意もあると思います。
が、徹底意識が欠けていると言うだけで、それが台無しになっちゃうわけですよ。
キチンと伝わらず、”いやいややってる”ようにしか見えなくなっちゃう。
そしてここが一番重要な点ですが、こうした、
”すれ違いのやりとり”
は、客に無用なストレスと、無意識の嫌悪感を生みます。
そしていつのまにか店に来なくなる場合も多い。
これ、もったいないですよね?と言うか、実に残念。
ほんのちょっとした”言葉”を提示するだけで、順番を間違わずに伝えるだけで、ほとんどの問題は回避できるのに・・・
もったいなさ過ぎだと思います。
さて、今日のお昼は酢豚にしよ~~っと。
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