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チャンスなんてどんどん手放せ。

諦めるという言葉は、仏教的には

明らかに見極めること

だそうです。
通常、マイナスでネガティブなイメージで使われる、諦めるという言葉。
実は限りなく前向きな意味を持っているのです。

明らかに見極めることができるからこそ、潔(いさぎよ)く見切ったり、
勇気ある撤退も可能になります。

ですが、私が見ている限り、諦めの悪い人が多すぎます。
執着しすぎるのですね。

言い換えれば、到底あり得ないような、
わずかな可能性を求めすぎるのです。

例えば、あるクライアントに対し、自主提案をしたとします。
確かにクライアントの中には、何か提案してくださいよ!
とばかり言う担当者もいるでしょう。

加えて、どんどん積極的に提案をしろと発破をかけるタイプの上司も
いるでしょう。

仕事が欲しいあまり、提案をさせてください!
とやってしまうケースが実に多いです。

ですがここはひとつ、冷静に考えてみて欲しいのです。

明らかに見極めて、

ほしいのです。

提案とは、相手企業によっては、実は横槍であり割り込みです。
相手にとっては、よほどのことがない限り、
目の前の優先事項に勝るものはないのです。

社内の仕事は流れ、動いているわけですから、
そう簡単に停滞させるわけにはいきません。
要は、優先順位はいつも社内にあるのです。

ですから、外部からの押しかけ提案が日の目を見る確率は限りなく低く、
そして手間が増えるだけのものです。

提案をすると、どうしても使った時間とか知恵の元を取りたくなります。
これもまた人情です。
執着と言ってもいいでしょう。

提案をしたことを社内に公表すれば、
当然成果に対する周囲の期待も出てきます。
だから、なかなかあとに引けなくなり、諦めもつきにくく、
いつまでも案件を追いかけてしまう、
要は明らかな見極めができなくなってしまうのです。

相手の「今、検討中です」とか、「来月の会議で提案するから」とか、
「来月、上にあげるから」など、このような甘言に乗せられてしまい、
いいように引きずり回され、操られてしまう。

挙句の果てにはアイディアだけを取られてしまったりということにも
なりかねません。(これ、実際多いです)

だからやめた方が良いのです。

先ほども話した通り、相手にとっての優先度は限りなく
社内にあるからです。

そしてもう一つ大事なこと。
しっかりと評価されようとすれば、
提案の内容もしっかりとしていなければいけません。

それにはもちろん、独自ノウハウも必要でしょうし、
社内のスタッフの知恵を借りないといけない部分も多くなってきます。
つまり周囲を巻き込んでしまうわけですね。

ですが、そんな可能性の低い提案に、
貴重な能力を投入してよいのでしょうか?
安売りが過ぎるのではないでしょうか?

ノウハウとは、企業そのもの。
提案とは企業の魂そのもの。

それほど大事なものを、チャラチャラと安売りするような人が
本当の評価を受けられるはずがありません。

情報、ノウハウ、人脈、経験、そして大事な大事な時間。
それを安売りするようでは、内外からの評価など高まるはずもなく、
逆に「あいつには気をつけろ」、とみられるのがオチです。

人との関係では、情勢を見極めた上での、勇気ある撤退も必要です。
明らかに見極めることが、実に重要になってくるのです。

どんなチャンスも逃さない!とこだわるあまり、
本当のチャンスを逃してしまう。

大事なのはそうした“偽物のチャンスを手放すこと”です。

人との出会いも同様です。
ひょっとすると仕事になるかもしれないという、わずか過ぎる期待を抱き、儚(はかな)すぎる可能性に執着して、
もっと大事な何かをなくしている人が多いです。

それでは駄目です。
いつも軽やかに、最も重要な方を見ていなければいけない。
そうでないと肝心なことを見落とすからです。
こうした執着を断つこと、

明らかに見極めること

こそが、実に重要なことなのです。

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