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心遣いまでコストダウンするな!

中山マコトです。
今日はサービスの在り方について語ってみようと思う。
人間にとって、嬉しい瞬間というのは沢山あると思うが、その「最大級のモノの1つが、
”大切な人が喜んでくれた瞬間”
だと思う。

で、飲食店にこの考え方を当てはめてみると・・・

そう、
”その店は、大切な人を、連れて行って、喜んでもらえる店か?”
と言う判断基準になる。

コンサルティングの世界では、
”経費削減”
”仕入れ原価の引き下げ”
”広告費の削減”
など、”コストダウン系”の話が出がちだけど、これは実はお客さんには一切関係の無いこと。

絶対にやってはいけない事は、
”心遣いのコストダウン”だ。

休みの日、休みの時間をわざわざ使って、大切な人と一緒に行ける店だろうか?
そこだけを考え続けると、店はどうあるべきか?と言うのが、実にクッキリと見えてくる。

例えば、自分が飲食店で働いているとしよう。
だとしたら、店の仲間と一緒に、”非番の日”に、”自分のお金”で、客として店に行ってみる。
完全なお客さんとして、数時間を店で過ごす。

それだけで実に色々な事が見えてくると思う。

「あれ?テーブルとテーブルの間隔が狭くて、レジに向かう通路が狭いな!」
「これではトイレに行くのも気を遣って、精神的にキツイな~」
「会計を頼んだのに、やたらと時間がかかり、しかも、頼んだスタッフが他の客と雑談してる!」
とか、
「呼んだのに、こちらに顔も向けないで、「少々お待ち下さい!」と言われると、なんか気分悪いな!」
とか、そんな事が沢山目に着くはずだ。

目に着かなければ、それは素晴らしい事であるし、それこそが”大事な人”を胸張って連れて行ける店なのだと思う。

要は、
”店の内部事情””自分都合”
なんてお客さんには一切関係ないと言う事。

お客さんにとっては、自分に見えている部分、感じた事がすべてで、店の都合を斟酌する必要なんて一切ないと言う事なのだ。

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