日本の不動産バブル崩壊から底打ちまでを振り返り、中国不動産バブル崩壊の先行きを考える

2023年は中国の不動産バブル崩壊が連日報道されるほど、経済ニュースでは大きなトピックとなった。
特に中国の不動産バブルは日本の不動産バブルと同じであり、中国の日本化・中国でも失われた30年が発生するのではないかという議論が多くなっている。

しかし、現在の中国の不動産バブル崩壊は日本の不動産バブル崩壊とどう類似しているのか・相違しているのかについて断片的な情報しか出ていないのが現状だ。
本当に中国経済は駄目なのかどうかを判断するには、きちんと日本の不動産バブル崩壊とどこが同じで、どこが違うのかを把握しなければ議論はできないと思う。
そのため、今回は日本の不動産バブル崩壊と解決までの歴史を振り返り、そこから中国の不動産バブル崩壊との類似点・相違点を見つけ出し、さらに中国不動産バブル崩壊はどの程度長引くのかの推察をしていきたいと思う。

なお、日本の不動産バブル崩壊と当局対応については下記書籍を参考にしているため、下記書籍と併せて今回の記事を読んでいただければより理解は深まると思われるので、お薦めしたい。

【参考書籍】
最後の防衛線 危機と日本銀行

では本題に入っていこうと思う。


・日本の不動産バブル崩壊と底打ちの歴史を振り返る

ではさっそく日本の不動産バブル崩壊と底打ちの歴史を振り返っていきたいが、かなり長期間に亘る悪影響だったこともあり、振り返る上ではいくつかの期間に分けて、ステージ別に振り返りと考察をする必要性がある。

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