世界の経済や金融市場を見るうえで、米国経済の分析から始めなければいけない理由
昨今の積み立て投資の金額の大幅増加から鑑みると、日本でも若年層の個人投資家が株式投資や投資信託を購入する人口が増えてきているということで、ひと昔前の高齢者しか投資信託を購入しないという時代から大きく時代は変化し、いよいよ貯蓄から投資への流れが鮮明になってきている。
そうした中でこうした投資を始める上で、少しでも安全な投資をしたいということで世界の経済分析や金融市場分析をしておきたいと考える人が増えていることも想像には難くないだろう。
今回の記事では、そうした方々のために、なぜ投資検討していく中で必要な世界の経済や金融市場を分析を行う上で、一にも二にも米国経済の分析から開始しなければいけないのかについてまとめていこうと思う。
今回のまとめでは、なぜ米国経済の分析から始めるべきかの前に、世界の通貨体制というのがどのように変化していったのかを論じて、そこから米国経済というのが世界経済を考える上で非常に重要な立ち位置であることを論じていく構成になっている。
ではまず世界の通貨体制から論じていこうと思う。
1、中世までは金本位制で問題なかった世界であった。
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