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「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」の著者である元ギリシャ財務大臣がこの書籍で本当に主張したかったこと

「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」という書籍は2019年3月に元ギリシャの財務大臣であったヤニスバルファキス氏が書いた書籍だ。

<書籍の詳細は下記リンクから>
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。


読んでいたら、なるほどこの本は表面的にはまるで経済の本質を解き明かすかのような装いをしているが、全くそれは的外れだ。
著者がなぜこの書籍を書いたのか別の目的が存在するのだということに瞬時に気づいた。
今回はヤニスバルファキス氏がこの書籍で何を主張したかったのかを解き明かしていこうと思う。
なお、アマゾンレビューを見たが、経済が詳しくわかりましたとか人類の歴史がわかりましたとか全く的外れなことしか書いておらず、残念ながらアマゾンレビューでは答えに辿り着いている人は一人もいなかった。
いくつかウェブレビューやYoutubeレビューも見たが、まるで見当ハズレな感動しただとか経済の仕組みがわかりやすいだとかのコメントしかしておらず、全く著者の真の意図を汲み取れていない。
この書籍を読んだことがあるが、表面上書かれていることしか意図を読むことができなかったという方はぜひとも書籍を手元に置きながらこのnoteを読んでほしい。

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3,800字

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