なぜ借金のサイクルが経済・株価にとって重要なのかを解き明かす

一個人投資家として、様々な投資書籍や経済関連書籍を読んでいるが、その中で共通しているのは「株価が暴落したり、経済が悲惨なことになったりする時は、必ず借金が返済できなくなって破綻する企業は人が続出する」ということである。

長年個人投資家をやっている中で、多くの人が「株価はいつ暴落するのかは読めないので予想するだけ無駄」と言及するが、それは実際に株式投資で儲かっている人がいることを考えると単なる思考停止ではないかと常に疑問を持っていた。

しかしこの疑問というのは容易に解くことができず、色々うんうん悩みながら、さらに様々な書籍を読んだり、経済ニュースを見たり、リサーチサポートを読んだりなどしていく中で、ひとつのヒントが浮かび上がってきた。
一番最初に言及した「株価が暴落したり、経済が悲惨なことになったりする時は、必ず借金が返済できなくなって破綻する企業は人が続出する」という共通項の中で、「借金」というのが実は投資を考える上で非常に重要なテーマではないかと思うようになった。

そこで、この「借金」というのを最初の思考の起点として経済・株価に関して考えていくと、様々な判断がよりクリアになっていき、投資判断の精度が上がるのではないかと考えるようになった。
また、様々な投資書籍や経済書籍について断片的にこの「借金」と「経済・株価」の関係性は書かれているものの、今回自分がまとめたような考え方にまで到っているものはなかった(あるいは知っていてもわざと書いていない可能性?)ので、ここで自分が言語化して、多くの投資アイデアを構築するための基礎としてまとめていきたいと思う。
流れとしては「借金」と「経済・株価」の関係性を解き明かしていき、なぜ「借金サイクル」を考えることが投資で重要なのかをまとめていこうと思う。

ただし、気を付けてもらいたいのはこの考え方は投資の必勝法ではなく、あくまで投資アイデアを構築するための基礎であり、結局投資で勝つには地道なリサーチや勉強が必要であることに留意しながら読んでもらいたいと思う。


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