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量子重ね合わせの現代詩

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作風も変化して来ましたので、新しく詩のマガジンを立ち上げます。原則的に無料にしていますので、お気軽にご覧下さい。感想などをコメント欄に書いていただけると嬉しいです。よろしくお願い…
運営しているクリエイター

#現代詩

題名のない悲劇(詩)

非常に個人的だが、 私にとって大きな出来事が起きた その翌日に その事件は起きた さらにその…

自己紹介

私は今、日本の西の地方にいる 私の故郷はもっと東で北である 生まれたのは今住んでいる場所よ…

【現代小ばな詩】てえへんだ!

江戸前寿司と申しましてな、江戸時代から伝統の高級なお寿司がございます。それに倣いまして、…

丸山真の詩法

さまざまな詩人たちが自分の詩法、詩論を書いてきました。古いところではアリストテレスの『詩…

ダンス・マカーブル

お陽さまのひかりをいっぱいに浴びて 大きく吐息をつく お陽さまの裏を見る わすれていた 亡…

グレート・ジャーニー

おもいおこそう わたくしたちが 初めて二本足で立ち上がった日を ふんわりした草原に寝そべり…

空虚の祭り

彷徨(うろつ)く天使のような燦然たる泥棒 秋の日は釣瓶落とし ああ、鐘の鳴る時間だ オルフェウスが詩で虎やライオンを手なずけた、と ホラティウスは語った 黄金時代の話だ 今は錆びついた鉄の時代 詩は何万光年も離れた星のモノローグ 海が落ちてくる 鳥は見えない 空白に星を穿つ 未来と、現在の喧騒の中で 調律されたメロディーはない 恐竜は鳥の仲間なのだという 恐竜は絶滅したが、鳥がそのヴィジョンを受け継いだ 人類はその鳥たちを見て 空に憧れた 恐竜のヴィジョンは人類に引き継