東大だ

「得るは捨つるにあり」自分は何かを捨て、もうそれだけに打ち込むのが得意だ。例えば、誤解を恐れずにいうならば、今 東大に入ろうと思えば1年で入れるだろう。

東大に入る勉強時間は3,000時間から4,000時間と言われているから、まあ、リハビリをかね5,000時間勉強するとしても、1日に14時間 毎日毎日 1年間 5110時間  勉強すればいい。

もちろん、これは14時間、ただ机の前に座っていても意味がない。机の前にいるときは、勉強のこと以外考えない、それ以外すべてを捨てる集中力が必要だ。一切を捨てて、14時間勉強だけにオール集中  !!これだけをやりきる覚悟がないともちろんできない。

ちなみに、以前、自分が宅建を二週間で取ったときも、突然思いつきで、ファイナンシャルプランナーの資格 AFPとCFPという資格を取った時も、朝5時ぐらいから夜25時ぐらいまでトイレ以外一切机から離れなかった。離れなかったというか、気づいたらいつも25時だった。一度はじめたら、絶対合格!それ以外、一切考えなかった。

また、大学生の時に見た映画に影響され、翌日からピアノ教室に入りピアノを突然始めたときも、3年間 毎日最低8時間~11時間ずっとピアノに向かっていた。で、こっちも気づいたら11時間だった。こっちも一度はじめたら、ピアノ以外まったく考えなかった。

すべてを捨てて、1つの物事に徹底する。自分はこういった類のことがとても得意だ。

なお、ここでいいたいのは、「自分 本気だせば 東大 余裕っす~ぅ」 とかそういったことじゃなくて、もし今、東大に本気で入ろうとするなら、そのぐらいの覚悟で、1年のすべてを捨てないと まず入れないだろうということだ。

何かを始めようと思う時、自分が新たに挑戦するやりたいことの同じ度合いのものを捨てないと、物事 何も成し遂げられるわけがない。

これは僕の師匠の倉岡さんに聞いた話だけれど、ある俳優さんが倉岡さんに

「僕、エベレストに行きたいんです!」(俳優さん)「寒いし、死ぬ危険あるし、2ヶ月かかるし、いろいろ大変ですよ」(倉岡さん )「あっ、やっぱり僕、エベレスト行くのやめました」(俳優さん )

この話を聞いたとき、僕は、この俳優さんはすごい!!さすがだ!と思った。捨てる判断、残す判断、これが瞬時にできるんだから。

僕が言いたいのは、決して「何かを捨てて 何かを始めよう!」といっているのではなく、「得るは捨つるにあり」何かを始めるには、何かを捨てる必要があるよねっ!

それを踏まえて、捨てる判断、残す判断、そこを総合的にしっかりと噛み締め、色々な判断をしよう! ってことです。




<星野 誠 Makoto Hoshino>
(株)誠 / 銀河ヒッチハイカーズ代表。ほぼ思いつきで書き込んだ「人生のやったら面白そうリスト」に従い、前後関係無視、人間関係グダグダにしてでも突き進む“盲進”男。アイアンマンマラソン、宅建20日間合格、ゴビ砂漠250キロ…どれも未経験で無謀だが、結局達成。2017年5月のエベレスト登頂は、登山のまったくの素人からの3年で達成、そして 7大陸最高峰制覇のオマケつき。自称「有言実行男」はいま、復活させた宇宙旅行社の代表として「いまできる人類最高地点に足跡を残すこと」を宣言し、宇宙産業での火星オリンポス山制覇を目指す。

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