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学生ボランティアバスツアー 3日目

ふくしとぼうさい日記341日目。
日々の活動であったことから、思ったことを綴っています。

逗子葉山の中学生による防災チーム3.11つなぐっぺしによる8回目の東日本大震災復興応援学生ボランティアバスツアーRELIGHTを、一昨日、昨日、今日、の3日間行ってきました。

初日は女川町で宮ヶ崎の皆さんとの商品開発テスト作成と、お寺で地元の子ども達を招いてのクリスマス会を実施しました。

2日目は、石巻の大川小学校・南三陸町防災総合庁舎・陸前高田市の震災遺構の視察と、陸前高田市長とお話をさせていただきました。

最終日の今日は、福島での視察をして逗子に帰る日でした。

朝一番で陸前高田市で逗子の方々が震災後支援をしてきた竹駒地区に行き、逗子の方々が地域の食と雇用のために作った竹駒食堂と、津波を忘れないための石碑を見学と陸前高田のつながりの経緯を学んできました。

かつて自分も書いた応援メッセージボード、募金募集に協力した石碑、7年前落ちたドブも見ることができて、懐かしさに涙が出てきました。

名残を惜しみながら陸前高田をあとにして、一路福島県浪江町に向かい、3時間かかって浪江町に到着しました。

浪江町は5ヶ月ぶりでしたが、ほとんど変わらない状況でした。

学生達は人がほとんどいない浪江駅の回りを歩いて街の様子を確認していきました。

その後はバスで双葉町の震災遺構請戸小学校、双葉町、大熊町、富岡町をまわり、原子力災害の被害と現状を確認してきました。

人がほとんどいなくなってしまった町。
まだまだ入ることのできない町。
復興が手付かずの町。
そんな町がまだあることは、ほとんど報道されませんが、今私達ができる忘れないつなげていくことの大切さを、学生達は真剣に心に刻んでいました。

3日間で、宮城県、岩手県、福島県と、3県をまわり、それぞれの地域の被害と復興と現状と課題を学んだ学生達。
それぞれの違いを認識しながら、それぞれの復興はまだ終わっていないこと再確認し、それぞれの地域に私達ができることを考える、そんな3日間となりました。

帰りのバスのひとりひとりのまとめ発表には、12人12様の感じかた考え方がありました。

ツアーを経験し、皆がたくましくなったと感じます。

まだまだ東北の復興は終わっていません。
できる支援が必要です。
彼らはこのことを伝えるべく新たなイベントを企画する予定です。

12年目の3.11に向けて
忘れないつなげていきます


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