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インクルーシブな避難所づくり はじまる

ふくしとぼうさい日記309日目。
日々の活動であったことから、思ったことを綴っています。

今日は、地元の沼間小学校地区避難所運営委員会の月1回のオンライン企画会議の日でした。
この取り組みについて、以前のnoteでもまとめていますので、よろしければご覧ください。

暑い中の作業|服部誠 #note https://note.com/makotohattori/n/nbf7f2eab0ceb

秋に備える|服部誠 #note https://note.com/makotohattori/n/n8b89e89d8270

発電機とろ水機|服部誠 #note https://note.com/makotohattori/n/n3b9d1246f34e

今日の議題のメインは、12月4日に行う予定の、避難所設置運営訓練についてでした。

毎年、300人程度の参加で行っているこの訓練は、避難所運営委員会が10の班に分かれ、その班ごとに避難所の必要な部分を設営し、参加される外部の方を避難者として、各班の運営がきちんとできるかを訓練する内容で、年1回行っていました。

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受付、名簿整理、総務、施設管理、情報広報、衛生、救護、要配慮者支援、食糧、ボランティア調整、物資管理など、活動内容は多岐にわたります。

新型コロナウイルス感染拡大のため、昨年度の訓練は中止となり、今年度は企画会議に参加している役員・各班長・副班長のみの参加として、小規模で行うこととなっています。

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小規模で行うならば小規模なりのやり方を!として、実際に災害が発生して数人が避難所に集まり、数人で避難所をつくらなければならない状況としてとらえ、少人数で実際に避難所を作るリアルな訓練にすることとなりました。

そして、避難所設営完了後に、障がいのある方や認知症の方・高齢の方にお越しいただいて避難所の受付から今日中スペース・トイレから食料配布(疑似)の体験をしていただき、最後に一緒に避難所のあり方を考えるという流れを行うこととなりました。

この内容は、7月に行った「インクルーシブ防災入門講座」の2日目の避難生活編で皆さんで検討した内容を盛り込んで行う発展訓練でもあります。

基本的な避難所の設置運営や感染症対策はもとより、集団が苦手な方、介護や介助が常時必要な方、車いすなど使って他の方よりスペースが必要な方、視覚に障がいのある方で空間を認識する必要がある方、小さなお子さんのいるご家族、日本語が苦手な方、それぞれに対応したスペースや配慮がどうできるのか、を始めて真剣に取り組みます。

様々な訓練がありますが、サポートが必要な方が運営に入っていないことで、様々な配慮が十分でない準備となっている点があります。
沼間地区では、今回から、様々な方が実際に関わっていただく場として、その後も関わっていただけるように、そんな場にできたらと企画をしています。

インクルーシブな避難所づくりのスタートです。
色々な点を出し合って、どなたでも安心して避難できる避難所を目指していきます。

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