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中学生による避難所設営訓練

ふくしとぼうさい日記645日目。
日々の活動から、街の課題解決のチャレンジをしています。

大災害時に住民が中心となり避難所を作るための活動、沼間小学校地区避難所運営委員会で約10年間活動をしています。

毎年、住民が主体で避難所設置運営訓練を企画し、実施してきました。
新型コロナウイルス感染拡大でここ2年は役員のみの確認訓練のみとして、今年度久しぶりの開催として企画しています。

今年は母校の沼間中学校が会場となるため、先生方と話をし、生徒の皆さんがいる時間帯に大災害が起こって避難所の開設をする可能性もあることと、生徒の皆さんと教職員の皆さんの防災力向上を考え、設置訓練を中学生の皆さんにしてもらったらどうかと、考えがまとまりました。
そして本日、沼間中学校全校生徒による初めての避難所設置訓練を今日午後に実施となりました。

給食が終わった後、全校放送による避難訓練で校庭に集まり、点呼が行われます。

そのまま校庭で皆さんに今日の主旨と内容を説明したのち、体育館に移動して、再度説明。

全員参加によるパーテーション設置訓練からスタートしました。
クラスに1つずつパーテーションを指定の場所に設置をしてもらいました。
かなり時間もかかりましたが、皆さんが作り方を理解してくれたと思います。

その後は学年ごとに分かれて避難所づくりが始まります。

1年生は、避難所の受付、各班ごとのレイアウト作成と、高齢の方や介護が必要な方や障がいのある方などのための畳ベッド(畳を5枚重ねたベッド)と段ボールベッドづくりをお願いしました。

2年生は、防災倉庫から発電機3基を出してガソリンを入れて起動し、投光器を設置する準備をお願いしました。

3年生は、仮設トイレづくりと、生活用水確保のためプールからトイレ脇までバケツリレーをお願いしました。

本番想定で、電気は付けず、アナウンスもメガホンのみで、本格的な避難所作りをすべて生徒が行いました。

災害時に必要な意識、避難所の理解と地域協力を、楽しくも真剣に学んでくれたと思います。
個人の感想ですが、とても素晴らしい場になったと感じます。

明日は、生徒の皆さんが作った避難所で、避難所運営委員会による避難所運営訓練を行う予定です。
約20人の中学生がお手伝いしてくれる予定です。

明日も地域防災、頑張ります。

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