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防災士取得のススメ

ふくしとぼうさい日記~チャレンジ編26日目~合計392日目。
日々の活動から、街の課題解決のチャレンジをしています。

今日夜は日本防災士会神奈川県支部の南部地区のオンラインミーティングに参加しました。
神奈川県の南部のメンバーの皆さんがご参加されている定例会で、様々な情報が共有されています。
県支部の主催する防災研修について、避難アクションガイドブックという冊子の内容について、などが主に話し合いされました。

昨日の夜ですが、日本防災士会神奈川県支部逗子の2月の定例ミーティングでした。
この秋に神奈川県支部の中に逗子のチームを立ち上げ、現在7名の皆さんと逗子の防災について検討をしています。
ホームページもありますので、良かったら見てください。
https://bousaishikaizu.blog.fc2.com/blog-entry-6.html

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逗子のチームの名称は「日本防災士会神奈川県支部逗子」という長く固い名前なので、よりメンバーを増やすために、愛称を検討しました。
愛称は「海街ぼうさいず」という名前となり、今後この愛称で会の運営をしていきます。
略すと「海ぼうず」になります(笑)
逗子にまだ少ない防災を知る機会を作ろうと、2つの企画の検討をはじめました。

防災に取り組む年齢層について、もっと若い人を増やす必要があります。
地域防災に取組方は高年齢層の方が多く、防災はすべての方の問題であることから、若い人から参加できる環境を意識的に作っておくことが重要と感じています。

逗子葉山の中学生高校生の防災チーム「3.11つなぐっぺし」から、OGの大学生1名、高校3年生1名が防災士になり、「海街ぼうさいず」に参加し、一緒に企画の検討をしています。
鎌倉市では、「玄海」という高校生防災士が中心となって防災活動を積極的に進めているチームがあります。

防災士を取得するには、
・日本防災士機構が認証した研修機関が実施する「防災士養成研修講座」を受講し、「研修履修証明」を取得する。
・日本防災士機構が実施する「防災士資格取得試験」を受験し、合格する。(ただし受験資格は前項研修講座の履修証明を取得した者に限る。)
・全国の自治体、地域消防署、日本赤十字社等の公的機関、またはそれに準ずる団体が主催する「救急救命講習」(心肺蘇生法やAEDを含む3時間以上の内容)を受け、その修了証を取得する。
以上の3項目を修了した人が、日本防災士機構への「防災士認証登録申請」を行うことが出来ます。 前記3項目を修了したことが確認でき、「防災士認証登録申請」を適正に提出していただいた人に「防災士認証状」「防災士証(カード)」を日本防災士機構から交付されます。

講習で学習する内容としては以下の通りです。
第1講 近年の自然災害に学ぶ
第2講 防災士の役割
第3講 身近でできる防災対策
第4講 耐震診断と補強
第5講 災害とライフライン
第6講 災害と交通インフラ
第7講 災害医療
第8講 行政の災害対応
第9講 避難所運営と仮設住宅の暮らし
第 10 講 災害と応急対策
第 11 講 地域の自主防災活動
第 12 講 災害とボランティア活動
第 13 講 緊急救助技術を身につける訓練
第14講 防災訓練
第 15 講 地震のしくみと被害
第 17 講 火山噴火のしくみと被害
第 18 講 風水害と対策
第 20 講 火災と防火対策
第 21 講 災害情報の発信と入手
第 22 講 災害と流言・風評
第 23 講 公的機関による予報・警報
第 24 講 地震に関する知見・情報
第 25 講 被害想定とハザードマップ
第 26 講 避難と避難行動
第 27 講 都市防災
第 28 講 災害と危機管理
第 29 講 企業防災と事業継続計画
第 30 講 災害と損害保険
第 31 講 地域の復旧と復興
このような内容で、防災について全般的に学ぶことができます。

一般の人が取得すると講座の受講費用などで約6万円かかりますが、学生の場合は半額の約3万円になります。
学習は少し大変ですが、試験は比較的通りやすく、防災に関する全般の知識が学べる事、また救急救命の理解ができることから、多くの人の取得、とくに学生での取得をお勧めしています。

「海街ぼうさいず」も、防災士を取得した方々の地域での活動の場所として作りました。
「海街ぼうさいず」の目標は、逗子の人口56,000人の1%560人の防災士取得としています。
100人に1人が防災士の街になったら、地域防災の力が強くなると目標を持っています。

街づくりは人づくりです。
専門性の高い人を増やして、活動する場所で力を発揮できるようにする。
いざという時に備えて、人づくりをもっとすすめられるように、調べて各方面に提案してみる予定です。

ぜひ多くの皆さんに防災士にチャレンジしていただきたいと思っています。

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