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書面総会

ふくしとぼうさい日記130日目。
日々の活動であったことから、思ったことを綴っています。

沼間小学校地区避難所運営委員会という、大災害時に住民主導で避難所を作るための取組みを行っています。

逗子の避難所運営委員会は、逗子市にある5つの小学校区(沼間・池子・逗子・久木・小坪)ごとに住民主体で設置されている委員会です。
地域ごとに異なりますが、主に、自主防災組織、地域団体、学校、行政で組織されています。

避難所は行政が指定して設置することとなっています。
市内で多くの被害が出る大規模災害が起きた場合、行政職員が駆け付けたり避難所設置の指示ができないと予想されます。
避難所運営委員会は、住民が中心となり、大災害時にいち早く避難者を受け入れる避難所を設置するために、日々の準備及び活動を行う役割を持っています。

年度は4月1日から3月31日までの年度で、総会で、役員、事業計画・予算、事業報告・決算が決められ、運営がされています。
総務班、情報広報班、施設管理班、救護班、衛生班、食料・物資班、要援護者支援班、ボランティア班と、役割を分担し、準備をしています。


避難と名前が付く位置づけが多くあるので、整理すると
(a)避難所
「避難所」:行政が指定した、長期的に被災者が避難・生活する場所。
⇒避難所運営委員会の担当。大災害時に委員会で当初設置。
「早期風水害等避難所」: 豪雨災害が予想される際に設置される事前避難所 。
⇒避難所運営委員会は設置運営のお手伝いを予定。
(b)避難場所
「一時避難場所」:災害直後、住民が一時的に避難をする場所
「広域避難場所」:災害直後、 多くの住民が火災等から身を守る場所
「津波一時避難場所」:津波発生時に、一時的に避難をする場所(施設)
このように整理ができます。

この(a)の部分を、沼間小学校を中心に、避難者数に応じて沼間中学校、沼間小学校地区コミュニティセンターを開設できるように委員会で準備をしています。

地域の自治会町内会や小学校・中学校・市役所そして専門団体と個人ボランティアで組織し、定例的なミーティングと、小規模な訓練を数回、年に1回の避難所設置運営訓練をしています。

新型コロナウイルス感染拡大のため、昨年度と今年度は書面総会にすることに決まりました。
土曜日より役員で書類を作成し、本日皆さんに書類を送付しました。

どんな人が何を担当しているかを理解し、皆で学び合い、協力し合って有事に備えることは、やっぱり顔を見て一緒に活動することが大切と感じます。

状況が状況なだけに、書面総会はやむを得ない状況ですが、せめても定期的に「顔をあわせる関係を作ろう」と、今年度よりZOOMでの会議と、屋外での小規模訓練を増やすことで、対応をしていこうと、役員メンバーで事業計画案を作りました。

今日フィリピン沖で台風3号が発生したとのことです。日本に来る前に熱帯低気圧になる予報ですが、6月7月の豪雨が心配でなりません。

次につなげるための書面総会。
決議後、すぐに動けるようにスタンバイします。

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