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部屋

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連載中の小説マガジン。 ある日、起きると真っ白な壁に囲まれた部屋にいた。 心当たりはない。
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記事一覧

部屋 第10話

おれはいくつかの番号を書き出した。 家族の生年月日、携帯の番号。 8桁の番号は思いつかな…

部屋 第9話

おれはタッチパネル式のボタンをみつめていた。 「いったい何の数字を入力すればいいんだ」 …

部屋 第8話

その扉はシングルベッドいっぱいの大きさだった。 おれはこの扉の上に寝ていたのだ。 金庫の…

部屋 第7話

壁に手をかざすと、手が光った。 壁が光を放ち、この部屋を明るくしている。 光の発信源は外…

部屋 第6話

包み紙からA4用紙を一枚取り出した。 紙質は良い。厚く、滑らかだ。 「ここに来て何日経った…

部屋 第5話

「確かに良い案だとは思う。でもこれじゃ通せないぞ。しっかりと現状把握をしたうえで、その根…

部屋 第4話

部屋を改めてじっくりと見た。 白い壁紙には全く切れ目がない。 部屋の角も直角ではなく、曲線になっている。 この部屋には角がない。 四角い部屋ではあるが、つなぎ目の部分は緩やかに曲がっている。 こんな部屋見たことが無い。 曲線に沿って、手を這わせてみるが、ただ壁が続いているだけだ。 叩いても乾いたコンクリートの音が鳴るだけだ。 「なんだよこれ!」 おれはわけも分からず叫んだ。 でも何も起きなかった。 おれは白い壁に肩を先頭にしてタックルした。 肩を強打し

部屋 第3話

ベッドから降りると床の冷たさが足元から伝わってきた。 スリッパもこの部屋には無い。 立っ…

部屋 第2話

目を閉じてどのくらいの時間が経っただろうか。 全く眠気が無い。 いつものおれならすぐにで…

部屋

朝起きると知らない部屋にいた。 でもベッドは同じだ。布団もまくらも同じ。 部屋は違う。ビ…