あなたの人生のテーマは何ですか?と問われて、即座に答えられる人はどれくらいいるのだろう。
私はこの問いに答えることができない年月を過ごしてきた。
漠然とあった自分の中の人生のテーマ。
生きてきた道の中でそれは様々に姿を変えてきた。
人生の意味を求めて旅する若者がいるように、私もバックパッカーを気取った日々があった。
そこで見つけることのできるのは世界の広さであり、自分の小ささであり、自由の意味としての掌の上の戯れでしかない。
作詞家に成らせていただいてからの25年、苦しいこともたくさんあった。
ここ10年ほどで言えば本来の自分自身を生きていなかったと自覚している。
そんな私が今、人生にテーマを設けるとするなら、感じているその光は「真我の探求と昇華」
南伝、小乗仏教で伝わったブッダの教えで言うならば「真我・アートマンは存在しない」と説かれている。
インド哲学、ヨーガ哲学では真我の探求に重きを置く。
それは右のハートにあると説かれることもある。
不二の世界でもある。
人生は、なぜ?なぜ?なぜ?の繰り返し。
真我の真理を知ることなど本当に私たちにできるのだろうか。
私自身、自分で言ってしまえば薄っぺらいけれど、成功者と言われた期間が10年近くあった。
その際、何を行ったから物事がうまくいったのかと問われれば、それを説明することはできる。
なぜ、その後10年も低迷してきたのかと問われれば、それも説明することができる。
それは真我への信頼と疑念。
真我を信頼し、世界を信頼できる時、運気は急上昇する。
この上昇の景色は言葉で形容しがたいほどに急激であり、
一気に今までとは違う世界へと引っ張り出されるような感覚。
目に見えている磁場が一気に変化する。
見えること、嗅ぐこと、味わうこと、聞くこと、感じること、全ての磁場が変わる。
それは上がるときにも下がる時にも言える。
ただし下がるときはその道のりの中で過程が見えにくい。
だからこそ真我・アートマン、ヨーガ哲学で言うならばプルシャとの完全なる一致が人生の光の扉を開く鍵となる。
いつの時もそれは助けの手を差し伸べ、真我が心身一致している時、何事にも負けないエナジーをハートに宿す。
人生のテーマと対に、作詞家としてのテーマは?と問われれば「一筋の光と希望を描く、時代を経ても色あせたりしない歌」と私は答える。
SNSにも常にハッシュタグとして書き込んでいる言葉。
私のテーマはこの2つなのだと思う。
そしてこれらは目標やゴールとは異なる。
目標やゴールとはいつか到達するものであって、
人に言ってしまうとねばならないことに変化する。
テーマとはいつの時も何を行うにもこの一念とともにあることを言う。
だから人生のテーマはいつの時も何かを行うたびに問いかけられるものでもある。
今を生きるからこそいつの時も人生のテーマは共にある。
私が今行うこのことは自分のテーマに合致しているか?
常にそれを問いながら生きることとなる。
真我の探求と昇華といえばエゴイズムのようにも聞こえる。
家族の幸せを願い、ささやかな暮らしを大切にしようという
このことをテーマとするなら万人の賛同を得るところを、真我の探求と昇華と言ってしまうのだ。
それでも例えば家族があるなら、家族全てが真我を認め合い、昇華し合うからこそ本物の幸せに気づける暮らしがある
真我があるからこそ、本当の意味で世界に対して優しさを持って接することができる。
自分が自分であることを放棄しながらどうして優しさを持つことなどできるだろう。
今、時代は人々から考える力、気づきの力を失わせようとする情報で溢れている。
甘い罠に絡め取られる生命はこれからもっと増えていくことだろう。
偉そうなことなんて何も言えないけれど、
変わり者として自覚しながら本来の自分を愛せるように生きていこう。
人生、思い通りではないことばかりだけれど、
だからこそ、真我を確かめ、内側から静けさとエネルギーを感じ、何かを成そうとするなら、
それはきっと叶えられるだろう。
あなたにもそうであってほしい。
真我とは怒りなどとは全く違う場所にある。
真我は愛であるはずだ。
それは誰にとっても等しく、
きっと地球のような姿をしているように想像できる。
宇宙から見た美しい青色の惑星。
それが私たち一人一人の真我なのだと思う。
Makoto ATOZI
ソングライティングセラピー作詞教室 新規受講会員募集中! ▶︎
作詞家 Makoto ATOZI プロフィール
平井堅「楽園」より作詞家としてのキャリアをスタート。以後、ジャンルの枠を超えて様々なアーティストの音楽制作、レコーディングに参加。
現在は歌を書く喜びを伝えたいという志から、ソングライティングセラピー作詞教室を主宰。
歌詞提供アーティスト
歌詞提供アーティスト
男性アーティスト 50音順
嵐 / 今井翼 / 岩田光央 / おれパラ(小野大輔 鈴木健一 森久保祥太郎 寺島拓篤) / 宇都宮隆 / ESCOLTA / 笠原涼二 / KAT-TUN / 神谷浩史 / Coming Century / GYM(山下智久) / ジャニーズJr / Skys The Limit / Silky Voice / Sexy Zone /タッキー&翼 / TRIPLANE / CHILD HOOD / 20th Century / NEWS / 畠中祐 / PaniCrew / 平井堅 / V6 / 藤木直人 / 前川清 / 光永亮太 / Lead
女性アーティスト
新井裕子 / 石川さゆり / 石嶺聡子 / 上原奈美 / 片瀬那奈 / 上白石萌音 / SATOMi / The Girls with Sifow / SANA / Shifo / 島谷ひとみ / シュークフラッシュ / Z-1(当時 上戸彩所属) / 中島由紀江 / 中野めぐみ / 中原小麦 / 中村美律子 / nami(玉置成実) / 平田志穂子 / BENI(安良城紅) / Boogaloob、 / majiko / MINAKO(米米CLUB) / mirai
いただきましたサポートは活動生活資金として大切に使わせていただきます。創作活動を持続できますよう温かな御心とサポートいただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。あなたが幸せでありますように。