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内から、外から、あふれ出る、よろこび

クリスマスのストーリーでいちばんよろこびにあふれているのは、マリアのエリサベツ訪問のシーンかもしれないなあと思う *¹。

マリアは天使から救い主をみごもったことを知らされた。受胎告知だ。

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突然に起きた理解を超えた事態。

若いマリアが不安をおぼえてもふしぎではない。

でも、マリアは「お言葉とおりこの身になりますように」と応答した。

これって、ふつうなかなか言えることではないよね。。。

でも、やっぱりマリアは不安だったんだろう。

だから、天使から教えてもらった親戚のエリサベトのところへ。。。エリサベトも神のふしぎな力によって、洗礼者ヨハネとなる赤ちゃんをみごもっていたから。。。訪ねるために急いで出かけたんだ。

はるばるやってきたマリアをエリサベトがひと目みた瞬間、おなかの中の赤ちゃんがよろこび踊った! それを感じたエリサベトは大きなよろこびに満たされてつぎのように歌ったんだ。

あなたは女の中で祝福された方です。胎内のお子さまも祝福されています。わたしの主のお母さまがわたしのところに来てくださるとは、どういうわけでしょう。あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、胎内の子は喜んでおどりました。主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。
ルカによる福音書 1:42-45 新共同訳

大きなよろこびにあふれたエリサベトの言葉から、のちに「アヴェ・マリア」の祈りが生まれた。

その祈りの前半。。。下に太字で示している部分は、エリサベトの言葉がつかわれてる。「アヴェ」というラテン語は訳すとすれば、やあ・ようこそ・こんにちは・さようなら、というようなあいさつだ。

アヴェ、マリア、恵みに満ちた方、
主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、
ご胎内の御子イエスも祝福されています。

神の母聖マリア、
わたしたち罪びとのために、
今も、死を迎える時も、お祈りください。
アーメン

エリサベトが体験したよろこび。。。それは、マリアを通して来てくれた救い主イエスに出会えて、おなかにいる赤ちゃんがよろこび踊り、それを感じた自分がよろこびに満たされ、さらに聖霊によるよろこびで覆われて、押さえきれずに思わず口をついて高らかに歌いはじめてしまう、あふれ流れ出る三重のよろこびだ。

今日の聖書の言葉。

主において常に喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい。
フィリピの信徒への手紙 4:4 新共同訳

このエリサベトが体験した三重のよろこびを、わたしたちも体験することができる。

その方法はというと。。。

わたしたちがイエス・キリストを救い主として信じるとき、イエスが、わたしたちの心のなかに来て宿ってくれる *²。

そのイエスが、わたしたちを内側からよろこびで満たしてくれる。

さらに、聖霊がわたしたちに臨み、わたしたちを外側からもよろこびで覆ってくれる。

その結果、よろこびがあふれて出て、思わず歌いはじめてしまうんだ。

クリスチャンにとってクリスマスはまさにそういう季節。よろこびがあふれ出て思わず歌ってしまう。自分でもきづかないうちにね。

註)
*1.  Cf. ルカ 1:26-56
*2.  イエスを信じたいひとのために、次のような祈りが用意されている。

イエスキリストを心に迎える祈り

主イエスさま
わたしの今までの罪を、どうぞゆるしてください。
(ここで少し時間を取って、あなたの心に何か具体的なことが浮かんできたら、そのことのゆるしを求めてください)
どうぞ、わたしをゆるしてください。
わたしは、これらすべての罪から離れます。
あなたが十字架の上でわたしのために
死んでくださったことを感謝します。
わたしはゆるされ、自由にされました。
あなたがゆるしてくださり、
聖霊を与えてくださることを感謝します。
今、あなたのゆるしを受けとり、
聖霊をお迎えします。
どうぞ、わたしの人生にお入りください。
そして、永遠にわたしと共にいてください。
主イエスさま、感謝します。
アーメン

(アルファコースの祈りより)

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