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リコー傘下になったScanSnapで文芸誌を自炊

自宅のスペースをどんどん侵食してくる文芸誌に、
「もうあかん!自炊(スキャンしてPDF化すること)してばっさり捨てよう!」
と重い腰を上げることにした。

文芸誌とは小説、評論、詩歌、エッセイなどが掲載されている雑誌の総称で、
文學界(文藝春秋)
新潮(新潮社)
群像(講談社)
すばる(集英社)
文藝(河出書房新社)
が5大文芸誌とされている。

すばる以外の4誌を毎月購読しているのだが(文藝は季刊誌)、
9月号から12月号の4ヶ月分で幅が約30cm。
1年で90cm、2020年分から保管してあるので360cmも幅を取る。
それでなくても、文庫、新書、単行本も毎月買っているのに、文芸誌の増殖率はハンパない。

そういえば、1年半ほど前にも文芸誌を自炊しようとしていたが、
その時は持っていたスキャナーがキヤノンのDR-150というかなり年季の入ったものだったので、M1 Macで動かなかったんで諦めていたんだった。


今回は違う。
当時のnoteにも書いていたが、パーソナルユースの自炊マシンとしてもデファクトとなりつつあるScanSnapを開業のタイミングで買ってあったのだ。
しかも最高峰モデルのix1600。

ScanSnapといえば富士通というイメージがあったのだが、知らない間にリコーになっていた。
(2023年4月からScanSnapブランドのオーナーにリコーがなっています)

だからなのか、DR-150のハンディモデルに近いix1300があまり在庫のあるショップがなくて、これから仕事で使う頻度も多いのでix1600を購入していた。

今日は朝から、試しに小説現代のバックナンバーを3冊スキャンしてみたのだが、これがもうめちゃくちゃ速くてびっくりした。

ix1600の公式によると
「ScanSnap史上最速となる読み取り速度毎分40枚(A4カラー両面、300dpi)」
ということだが、確かにそのスピードは爆速。

また、スキャンにかかる工数も削減されていて、1枚づつ手差ししていたDR-150とは雲泥の差で、
20-30枚くらいをまとめてセットするだけでよい。
ix1600のセンサーは精度がよくて、2枚重ねて読み込んでしまってもすぐに反応するので、スキャン後のチェックも最低限で構わない。


本を自炊するためには前準備がとても大事で、いわゆる裁断というやつをしないといけない。
本を1枚づつにばらすんだが、僕が自炊する時の道具はスキャナー以外は上の写真の通り。
・子供が小学生の時に使っていた工作マット
・オルファの60mmのロータリーカッター
・30cm定規
以上。

特にロータリーカッターは欠かせない。
裁断する時には、背表紙の糊どめしてあるところを5mm前後カットするのだけど、この作業が非常に大事。
糊の接着部分をちゃんとカットしておかないと、スキャンする時に数枚重なってします。
この裁断作業は普通のカッターよりロータリーカッターの方が、速さも確実さも安全性も段違いなので、猛烈におすすめします。

さて、明日から毎日1-2時間程度、コツコツと内職のように自炊していこう。
結構、こういう地味な作業も好きなんだな。
頭空っぽにして手だけ動かしていけばいいので、意外とストレス発散になる。

<了>



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