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ヨーロッパ企画 『切り裂かないけど攫いはするジャック』を観てきました

ヨーロッパ企画の新作舞台『切り裂かないけど攫いはするジャック』を下北沢の本多劇場へ観に行ってきた。

・ヨーロッパ企画25周年ツアー「切り裂かないけど攫いはするジャック」

・ヨーロッパ企画第42回公演「切り裂かないけど攫いはするジャック」

パンフレットでは2種類の記載がある。
おーい、どっちやねん!

まぁどっちでもええわ。

実は僕は、
ヨーロッパ企画の舞台もはじめてなら、
演劇の聖地とされる本多劇場もはじめて、
なんなら下北沢で降りたこともほとんどはじめて。
首都圏近郊に暮らして35年経つが、
東京都下の街へ出掛けてはじめて尽くしというのも珍しい。

まず下北沢の感想は一言で、
今泉力哉監督『街の上で』そのまんまや
というのと、
想像してた通りの若者の街や
というもの。
東京に出てきた頃に住んでたら楽しかっただろうな。

さて演劇界の聖地本多劇場の感想は、
想像してたより広かったけれど、こじんまりとしていい雰囲気の劇場だな、
いう感じかな。
意外にそれ以上でもそれ以下でもなかった。

建物が年季入ってるな、とか
出来れば次のリフォームではトイレは水洗浄便座がいいな、とか
は思ったが、
駅近なのはいいです。
本当に駅から近い。

劇場会場内は、
キャパが380ちょっとくらいでしたっけ?
5列目からは座席が傾斜になっているので、多分どの席からでも舞台がよく見通せる、よい具合の広さだった。

今回の座席はI列だったので、ちょうど真ん中あたり。
念の為にオペラグラスを持って行ったけれど、必要なかった。
役者の皆さんの表情もしっかり見えた。

そして、本題のヨーロッパ企画の舞台。
舞台はU-NEXTに配信されているものは色々観させてもらったけれど、
やっぱり、配信やDVDで観るよりは迫力が違う。

すぐ目の前で、役者が声を出して動いている、
そういうライブ感、臨場感は独特のもの。
やっぱりお芝居は舞台を観に行かないと体験としては不十分だな、
そう思わせてくれた。

まだ東京公演期間中だし、
フィナーレのMCでネタバレしないでね、
と仰っていたので、内容はここでは書かないけれど、

今回はガチで推理モノで来たのか!
ということかな。

それから、ラストに向かっての盛り上げえる演出もよかったし、
『来てけつかるべき新世界』で印象的だったアイテムも出てきて
ニヤリとしてしまった。

それにしても、今のヨーロッパ企画は藤谷理子さんが素晴らしいですね。
特徴のある少し高めの声が本当によく通る。
舞台映えする声とでも言うんでしょうか。
そして、その佇まいや振る舞い含めた存在感が
松竹新喜劇や吉本新喜劇などの、正統派の関西新喜劇の女優さんの流れを汲んだ
というイメージがある。
関西人の勝手な印象なのだけれど。

13人それぞれが特徴活かしたキャラで2時間ぶっ通しでしゃべり倒す、
大変楽しく観劇させて頂きました。


<了>


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