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スコーピオンズよ永遠に ~Pictured Life

こんにちは、makoto です。

今日のnoteは、2010年01月30日に書いた記事に若干加筆訂正したものです。
なので、時制としては2010年当時の話になっています。

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ドイツが生んだ世界的ロックバンドのスコーピオンズが活動を終了するというアナウンスが先日発表されました。

そうですよね、いつまでも続けられるわけはないので仕方ないのですが、なんとなく寂しいです。
(とはいってもこれから数年かけて最後のツアーとして世界中をまわるそう!)

で、そのスコーピオンズといえば僕にとってはまずこの1曲です。
「Pictured Life(邦題:なんでしたっけ?幻の肖像とか?)」

1976年にリリースされたアルバム「ヴァージン・キラー」A面1曲目に入っていた曲です。
「ヴァージン・キラー」といえば幼い少女のヌード写真がジャケットになっていて後年に発禁処分を受けたりしたやつです。

今はこんなジャケット(カバー画像)に変わっています、変なの。
オリジナルジャケは。。。。載せるの止めておきますので、興味のある方は検索してみて下さい。

リリースされた1976年は、そうですね、僕は中学生になったばかりでした。ロックを夢中になって聴いていました。
ヴァージン・キラーのアルバム発売当初は音楽専科(当時愛読していた洋楽雑誌、有名なミュージック・ライフよりもメジャー感が薄いというか「サブカル」な雰囲気が少年心に好きでした)にもどかーんとオリジナルジャケ写真が宣伝で掲載されており、その広告だけ直視出来ずになんだか気恥ずかった記憶があります。

当時もそれなりにセンセーショナルだったように記憶していますが、それでもジャケット写真が雑誌に掲載されたり、店頭に並べたりが出来たというかなりその辺りの規制は緩かった時代だったんですね。

結局アルバムそのものは中学生には恥ずかしくて買いに行けませんでした。
成年になってからは、また違う意味で勘違いされるのもなぁ、と自意識過剰になって買いにいけませんでした。
当時はネットなんてなかったですし。

そんなアルバム1曲目のPictured Life。
なんといっても当時のリードギタリストのウリ・ジョン・ロートの泣きのギターが最高です。
そして、ボーカリスト クラウス・マイネの  "Ooh! dark meditation!"
というシャウトの歌い出しではじまる哀愁メロディは日本人が大好きな感じですよね。
僕も大好きです。泣きます。

そして1978年に初来日した際の中野サンプラザ公演の模様はTOKYO TAPESというライブ・アルバムとしてリリースされています。
(現在も入手可能)

その時の来日公演はNHKでも放映されたような記憶があるんですが不確かです。
Pictured Lifeももちろん演奏されており、その時のバージョンも格好いいです。


この初来日公演では、日本のファン向けに滝廉太郎の「荒城の月」もハードロックバラードとして演奏されました。
この時の演奏は有名で、雑誌の来日公演記事でも大きく取り扱われていたように記憶しています。


そして、ウリ・ジョン・ロートはこのTOKYO TAPESがリリースされた後にすぐ脱退してしまいます。
理由は
「バンドがコマーシャルな方向に向かっているから」

はい、賛成です。
この後、ギタリストとしてマティアス・ヤプスが加入することで、アメリカでもヒットを出し、押しも押されぬ大メジャーバンドへとなっていきます。そうした方向性は僕もあまり好ましく思っていなかったので、実はウリ・ジョン・ロート後は、リアルタイムでは真剣には聴いていませんでした。

ところで、スコーピオンズがデビューした時のリードギタリストはハードロック界のスーパーヒーロー マイケル・シェンカーが10代の頃で、スコーピオンズ創立者で中心人物でもあるギタリストのルドルフ・シェンカーが弟をデビュー前に引っ張り込んだと言われています。

マイケル・シェンカーは今で言うプッツン系ギタリストというか、スコーピオンズを脱退した後は、UFOに参加、そして自身のマイケル・シェンカー・グループ(MSG)を結成しますが、どうも落ち着かないというか、すぐにメンバーチェンジしたり、自分のバンドなのにツアー中に失踪しちゃうというか、そんな印象がありました。

それにしても、マイケル・シェンカーの当時の日本での人気はすごかったです。
僕が高校生の頃、特に大阪ではハードロックが一大ブームになっていて、大阪のライブハウスからプロデビューするバンドがどんどん出てきていた頃でした。
レイジーが解散してラウドネスとネバーランドになったり、山水館とシェラザードが合体してノベラになったり、そんな時代です。

なので、僕の高校でも一大バンドブームが来て、みんなハードロックを演るんです。
リーゼントのヤンキー達がある日突然ギターを買って、みんなこぞってこのマイケル・シェンカーの曲をコピーしていました。
この時の話はまたの機会に書きたいです。


初期のスコーピオンズからマイケル・シェンカーの話になってしまいましたが、とにかくスコーピオンズの"Pictured Life"を最初に聴いた時はあまりの格好良さにひっくり返りました。
しかもドイツ。
ドイツでもハードロックやっているんだ!なんてメロディアスなんだ!
今、聴いても格好いいですよね。

(筆者追記)
2022年現在、当時の解散宣言は早々に撤回されて、今も現役バリバリで活動しています。
みんな元気だなぁ!

それでは!




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