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伊藤貫セミナー③ーディープステートのメンバーと支配システム

今回は経済システムから見た拝米主義の愚かさについてである。

ここ40年間、少なく見積もって6割、学者によって8割、9割のアメリカ国民は実質生活水準が下がっている。貧富の格差が拡大している。アメリカ国民の下位50%の人は貯金が100万円に満たないが、上位0.1%または0.01%の人は数千億から数兆円の資産を持っている。

これは意図的に作った政策で、そのシステムを生んだのはクリントン政権である。

この上位0.1%か0.01%の人は不正選挙によって政権をコントロールし、実権を握っている。これをオリガーキーと呼ぶ。

オリガーキーは所得税を払っていない。収入を自社株の形でもらうので所得税がかからない。アメリカ社会において税金を払っているのはミドルクラスである。税率は総計20数%(日本は50%)。

1945年から1970年代まではフェアだったが、それ以降、特に90年代において利益を従業員に回さないシステムをクリントンが打ち立てた。これは上位0.1%ないし0.01%の人間に富が集中するシステムである。それは、それまで純利益のうち株主の配当が50%、設備投資と従業員への給与アップが50%だったのを、90%配当、10%設備投資、従業員ほとんど0%に変えたのである。

それが実現した一因には中国に活動拠点を移すカードの発生によって、労働組合の力が減退したことがある。

オバマ政権になるとそれが強化され、完全に従業員冷遇になった。

オリガーキーは政治家を買収している。それは民主党の政治家であって、共和党の政治家はオリガーキーの敵である。クリントンもオバマも民主党である。オリガーキーはウォール街のヘッジファンドであるとか有名な投資家などであり、政府の要人はみなこれらから政治資金をもらっている。政治資金規正法で管理されているのはこのうち5%で、95%は自由な金である。それはNGO法人であれば匿名で政治資金規正法に引っかからず送れるという、法の抜け穴を利用している。合法化された賄賂である。

買収された議員はオリガーキーに通してほしい法案を承る。年度予算案は数千ページに及び、誰も読んでいないから権力者の好き放題の法案を通せる。数千ページの中にその法案を紛れ込ませている。つまりオリガーキーが政府の政策を決めている。

続いて、不正選挙のシステムについて。オリガーキー(特にイスラエルロビー)はマスコミ、シンクタンク、民主、共和の政治資金ネットワークの7割から8割、金融業を支配している。

それらはアメリカの外交政策、戦争政策をも操っている。オリガーキーの政治思想面ではネオコンである。ネオコンはネオコンサバティブ(新保守主義)で、アメリカの独善的正義で世界を支配するグローバリズムである。これらウォール街の最強硬派が、イラン、イラク、シリアを叩き潰せと命じる。

※補足
(イラン、イラク、シリアが嫌いなのはアメリカの独善的正義にとってイスラム教勢力が最も邪魔であり、また石油資源の利権のためもあるのだろう)

アメリカはイラクの経済制裁で150万人のイラク人を殺したが、それについてオルブライトが「良いことだ」と言ったので、オサマビンラディンがニューヨークを攻撃、それを口実にブッシュ政権はアフガニスタンではなくイラクを滅ぼすと決めた。

不正選挙は、郵便投票を利用して行われた。偽造投票券を使ったものだが、それを実行した者に資金を出していたのはマークザッカーバーグだった。不正選挙に関わった人間は6人挙げられるが、皆イスラエルロビーだった。

ディープステートはこのオリガーキー、CIA、FBI、ペンタゴン等々の要人などで構成され、その多くがユダヤ系の人々で、その頭目がロスチャイルド家、手下にロックフェラー家、モルガン家などが並ぶ。

このようにアメリカは民主主義ではなく寡頭政治である。政策もディープステートが決めるなら選挙もディープステートに操られている。

なぜそれを隠すのかというと市民革命を回避するためである。

それで日本は民主主義かというと、日本も不正選挙である。それは創価学会員が投票券を買収したりして行われている。集計機を作るムサシという会社にも不正があると言われている。つまり自民党政治は国民の選択ではない。そもそもがGHQの傀儡である。それはいまだにだ。

この国の国民が主権を持ったことなどまだ一度もない。そもそもこの国の国民は市民運動などで主権を勝ち取ったわけでもないのに、都合よく主権が転がり込んできたと思うのはお花畑である。そういうマインドコントロールを受けて、政治が悪いのを自分が選んだのが悪いと思い込まされている。

もっとも、この現状を打開しようという気運がないのは、この国の国民が主権者たる素養がないことの証明でもある。

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