雑記事26
朝も夜も好きな自分は朝型なのだろうか、夜型なのだろうか。朝には魅了があり、夜には魔力がある。双方とも楽しみ方がある。朝早起きしてヨガに行ってた頃はこんなに気持ちの良いものがあるだろうかと思っていたし、夜クラブに行くのも好きである。
型にはめるという言葉があるが、そもそも自分には型などないのである。というかほとんどの人に実は型など存在していないと思う。
型破りという言葉は型を学んでいる古典芸能や空手などをしっかりと学んでいる人にこそある言葉だ。こんな話をしているのは昨日パートナーと家で夜更かしをしたことと、彼女が古典芸能を生業としているからであることが関係しているのであろう。
4月くらいであったか、パートナーとプラハにちょろっと遊びに行った。自分の作品がギャラリーに出展されていたからではあるが、同時に自分が以前住んでいたプラハを見せたかったということもある。
世界で1番美しい街の一つであると自分は思っていて、その姿を見せたかったのである。夜飲むチェコビールも世界一美味しいのだが、朝一でのモヤがかかった黄金のプラハの姿もこれまた世界一なのである。
チェコビール? ドイツから行ってわざわざビール飲むの?と思う方もいるかもしれない。実はチェコは一人当たり世界で一番ビールが消費されている国であり、日本人が好きなピルスナービールもオリジナルはチェコにあり、ピルゼンという街のビールがそれである。
プラハに行った際はズラテーホティグレというホスポダ(チェコ版パブ)に行って欲しい。自分たちも到着早々ここに行ったのだが、久しぶりの味に感動してしまった。ベルリンに住む自分たちはなかなか美味しいビールを飲んでいるはずなのだが、それでもここのビールは図抜けていた。ただ、チェコ語を話す必要があり、旅行客にはハードルが少し高く、地元客でごった返している。
元住人の自分の中にあるチェコ語を目覚めさせチェコ語のみで注文をし続け、その甲斐もありわずか4日の滞在ではあったが、常連のようによくしてもらった。
プラハの人たちは最初はとっつきにくいのだが、いざ内側に入るとこの上なくよくしてもらえる。最終日の夜は常連の中の席に入れてもらい大いに盛り上がった。
ちなみに日本の姉妹都市は京都である。これもまたなかなか興味深い。
京都にまつわる話もあるのだが、その話はまた別の機会にしよう。
今日のテーマは朝の魅力、夜の魔力であったはずだ。
自分の地元は東京の中でもかなり夜の魔力に満ちた場所である。
そんな土地で思春期を過ごした自分は幼少期からその魔力に魅せられてきたのは言うまでもない。夜を話し出したらまた止まらなくなりそうなので、このくらいにしたい。というのも、今日は写真ありきで日記を書いているからである。
自分が経験した朝の中で最も美しかった朝といっても過言ではない。
4月のプラハで早起きをして、朝日とともに撮影した1枚である。
場所はカレル橋。
早起きは3文の得というがプライスレスな経験ができた朝であった。
途中に写真を挟み込むという挑戦も今日はしたことだし、そろそろ終わらせようと思う。型などそもそもない雑記事はこの辺りで。
10:02 27.Jul. 2022 Berlin
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