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10年ぶりの電話

昨夜、中学時代の友人から10年ぶりくらいに電話があった。
親の仕事の関係で海外に住んでいた中学時代、短い期間ではあったけれど、現地の同じ学校で過ごした仲間だ。

電話の向こうからは、ザァ、という雨の音。
曰く、毎年友人(彼もまた同じ中学の友人だ)と男2人でこの時期にキャンプに行くのが恒例行事らしく、電話越しでも分かる大雨の中、今年も決行したらしい。

彼からmessengerで連絡があったのがつい数日前のこと。
(このやりとり自体10年ぶりくらいだ)
話の流れで前職を辞めたことを伝えたのだが、キャンプ中に私の話が出て、酔った勢いでかけてきたらしい。

仕事を辞めてからというもの、一人暮らしの私は、必然的に人との会話がぐっと減った。
もともと1人で過ごすのは嫌いではない、むしろ好きな方だけれど、それでもたまに少し寂しくなることがある。ちょっとした、どうでもいい会話がしたいな、なんて。特に転職活動という、心が少し不安定になりやすい今は。

そんな中での彼からの電話は、
「なんで辞めてるんだよ~」
とまさに酔っ払い以外の何者でもない絡み方だったけれど、10年というタイムラグを感じない会話が、なんだか嬉しかった。

コロナが落ち着いたら3人で久しぶりに食事に行こう、と約束をした。
もう少し先になるかもしれないけれど、小さな楽しみが1つできた。

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