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『複業を語る』外伝:続 ITベンダに勤務する診断士がやれる副業・複業って何?

さて、企業内診断士の副業・複業の実態について語る、シリーズ『複業を語る』。今回も副業・複業の実態を赤裸々に語っていきたいと思います。

前回は、ITベンダに勤務する診断士(まさに自分)が、どんな副業・複業ならITベンダのノウハウを活かしてやれるのか?を書いてみました。

では企業の「HPを中心とした販促支援」や「ITツールの導入支援」に必要なものは何か?ということを、今回は書いてみたいと思います。

そして、それはズバリ「システム屋のカン」ですね・・・・・ww

すいません、雑で微妙な話で・・・・。

まず、「システム屋のカン」が、中小企業の支援に必要な理由。

中小企業に限らず、顧客支援が対象とする範囲は、ものすごく広いです。まず、対象業種は多様です。自分がこれまでやった業種だけでも、飲食、教育、小売、調剤薬局、建設、フィットネスジム、出版、社労士事務所・・。
また、対象業務でいえば、オンライン授業配信、予算管理、受発注、顧客管理、勤怠・給与支払、財務会計・・・、どんなオーダーが飛んでくるかはわかりません。

ですので、事前にこれらのすべての知識を持っていることは不可能です。

ただ、実際の支援のために中小企業の代表や担当と話をする際にも、「おそらくこの業界のこの業務はこうなっているはずだ。とすると、IT的な課題はこの辺りじゃないか?」というカンにものを言わせて話を進めることはできます。もちろん、外れることもありますが、少なくとも話を進めることはできます。打ち合わせをするための、事前学習の効率も、めちゃくちゃよくなります。

そんな、「システム屋のカン」を育むのが、「知識」と「経験」です。

「知識」はベンダーに勤務していれば、嫌でも入ってきます。
技術もサービスも業界動向も、情報は入ってきますし、意図的に取りに行くことも比較的容易にできます。会社のお金で必要な技術研修を受けることも可能でしょう。もちろん、ご自身の業務へのフィードバックは必要ですが。

自分は、AWSもRPAもAIも、実際に使ったことはありませんが、どんなことができるのか、どうやって導入するのか、導入に向けての課題はどの辺にあるのかは、何となくあたりがつきます。この技術・サービスはこんな感じ動いているんだろ、とすると、このあたりに課題がある・・・んじゃないか?みたいな話ですね。

「経験」もベンダーに勤務していれば、いろんな業務が経験できます。
同じクライアント、同じ業務で、同じ業務をひたすら20年間やってきましたというなら話は別ですが・・・・。設計・製造・試験はもちろん、要件定義をしたり、クライアントの業務内容をヒアリングしたりする機会も当然あるでしょうから、そうした機会からいろいろな業務について経験することは可能かと。

そんな、「知識」と「経験」とで得られた「システム屋のカン」を駆使して、企業の「HPを中心とした販促支援」や「ITツールの導入支援」を進める・・・のが、ITベンダに勤務する診断士が、自分の強みを活かしてできる副業・複業・・・・ということですかね?なんか、言われると当たり前のことなんですが、この結論に達するまでに、結構かかりました。

皆さんも、ご自身の会社の経験活かして、複業始めてみませんか?

ITベンダに勤務する、中小企業診断士です。得意のITを活かしつつ、常に楽しく前向きに、中小企業の方々と一緒にいろいろ考えていきたいと思っています。