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追悼・坂本龍一・・・想い出がありすぎて・・・全23話 その5

「入院、手術、退院」ということ その3

前回の続きをお話ししましょう👆 具体的な、切り裂かれ、の様子を(笑)

いよいよ手術時間💦💦 車椅子に載せられ、右手の甲に点滴の針を刺され運ばれ、手術室に入ってしまい、完全に「まな板の上のコイ」💦💦・・・

手術台に乗せられ、仰向けになり、左の眼玉の場所だけ穴のあいた布を被せられ・・・

左目の視界は生きています👆 見えてるんです👆 手術室内の全ての音は、明瞭に聴こえます👆 なんせ音楽屋なもんで、耳の良さは人様に負けません💦

もうドクターを信じてお任せするしかありません。恐怖ですよ、そりゃあ・・・これが局部麻酔で、患者自身がすべてを見ながら、聞きながら行われる手術ですね💦・・・見えたり聞こえたりすることが、恐怖を増幅してます💦

坂本龍一は、何度も何度も癌の手術をしたみたいですが、開腹手術だから、どう考えても、全身麻酔だったはずです👆 見えて聞こえての局部麻酔と、眠ったままでの全身麻酔、どちらの恐怖が大きいでしょうか・・・私は全身麻酔の手術をしたことがないので、その正確な比較はできません💦 でも、想像するに、恐怖の度合いはきっと同じ位なのだと思います💦

確かに見えて聞こえてのままの手術も恐いけど、全身麻酔で眠ってしまうのも、きっと恐いに違いありません💦 だって、自分の身体が眠っている間に切り裂かれるんですよ・・・もし何かトラブルが起こって、切り裂かれたまま死んぢゃって、二度と目が覚めなかったらどうしようとか、考えちゃうぢゃないですか💦

坂本龍一も、きっとこの恐怖に絶えながら、何度も手術を行ったんでしょうね・・・ともあれ、この恐怖から逃げる方法はありません💦 ああ💦💦

見えてるまま、眼玉を切り裂かれるって・・・

私の眼玉を切り裂くドクターは二人・・「では、白内障の手術を始めます」いよいよ始まってしまう💦💦・・・まず、何かチクチク来た。おそらくはこれが何らかの麻酔・・・次に瞼を大きく開かされ、真上から何か、液体を注がれる・・・ジャブジャブと・・・本当に大量の液体をかなりの長時間、ジャブジャブと・・・これは痛かったですね💦💦

おそらくこれも、何らかの麻酔。実はよく覚えていないのですが、もうこの時点で、正常な視界はなくなっていました💦 その後は、何らかの作業が、私の左目に対して行われている事は、視覚的、痛覚的には判るのですが、何が行われているかまでは、全くわからなくなっています💦💦

ジャブジャブが終わってからは、もう正常な視界ぢゃないんですが、眼は強制的に、大きく開けられたままなので、光は入ってきて、意味のよくわからない、何かは見えているんです。

ドクターの声が聞こえます。「3つの光の点を見ていてください」と。点と言っても、何か棒状のランプのような物が光っているのが見えます。棒は、眼をいじられるたびに、グニュグニュと、ゆがんでは戻りゆがんでは戻りを繰り返しています。

白内障の手術って言うのは、目玉の中のレンズにあたる部分が白濁してしまって、よく見えなくなるので、このレンズを取り出してしまって、代わりに人工のレンズをはめ込むって事です。これを、自分の目玉が切り裂かれるのを、自分で見ながら、味わう(笑)のです💦💦

しばらくしてドクターは「はい、白内障の手術は無事に終了しました👆、次に緑内障の手術をします」と言って、眼を切り裂いて開いたまま、別の手術が始まりました💦 同時手術ってやつです👆 

はい、緑内障手術について、つまり手術の後半については、次回に回すことにさせてください🙇 ではまた次回、お会いしましょう(^_-)-☆👆

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