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【ヒトコト読書】メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語るこの世を生き抜く最強の技術/わび


【ヒトコト読書】はワンフレーズだけでもアウトプットすることをテーマに色んな一冊を紹介する記事です。

↓今回はこちらの本を紹介します


①この本を読んだ理由。


今後のキャリアを考える中で自分の興味を見直し、「働く人の心を支えたいかも…?」という一つの思いが出てきました。


まずは現在、”世の中で人気の心の本”にはどんなことが書いてあるんだろう?と知るために手に取りました。


②長期の計画は「戦略」。短期の計画は「戦術」。


著者は元エリート幹部自衛官、現在は外資系企業で危機管理に関する仕事をされている、わびさん。


過酷な労働環境の中でメンタルダウンを経験し、その実体験を活かして様々な対処法を記してくれたのが本書です。


人生、キャリアの選択においては、長期的な「戦略」が必要。


これは「大まかな戦略」で構いません。「方向さえ間違っていなければ大丈夫」くらいで充分です。


大まかな方向だけは定め、その中で逃げるべき時はしっかり逃げる。長期的に達成を目指す「戦略」のために、短期的な「戦術」を組み立てます。


「どんな人生を歩みたいか」
という大きな戦略を決め、その達成のために転職などの「戦術」を組み立てていくイメージですね。


③「今」に集中する術を持つ。


1.過去に対する後悔
2.未来への不安


ストレスを抱える時、落ち込んでしまう時の状況はこの2つが多いです。


しかしこの2つはどちらも「気にしてもどうしようもないこと」ですね。


過去に起こったことはもう変えられません。確実な未来を予測することも不可能です。


そこで、悩みを解消する有効な手段が「今に集中する」こと。


筋トレやランニング、お参りなども「強制的に意識を今に持ってくる」ために効果的です。


重いダンベルを持ち上げる時に、過去や未来を考えている余裕はありませんよね。


今に集中することで、自然と余計な雑念が削ぎ落とされていきます。


また、運動などで小さな達成感を重ねることが、心の安定にも繋がります。


運動がとても効果的なことはボクも実体験として感じており、とても共感できました。


運動に対する本の内容と共通点も見つかります。紹介も行っていますので、ぜひご覧ください。


④メンタルは鍛えられない。心の持ちようを変える。


「メンタルを強くする」ことは、不可能に近いです。


強くすることを望むのではなく、「心の持ちようを変えてみる」ことが現実的な方法。


1.仕事に依存し過ぎない(仕事以外にも趣味など興味を持つ)

2.コントロールできないことに固執しない(人の感情や自分の手が離れた仕事について)

3.信じるものを持つ(自分の考えはこうだという信念)


このように自分の意識を変えてみることで、少しずつ楽になっていくはずです。


また、「優等生になり過ぎない」というのことも、わびさんが語る重要なポイント。


優しい人の心に、悪は侵食してきます。


「一線を越えたら、撃ちますよ」


この気概で「少し不良になる」ことも自分を守るために効果的です。


⑤ボクの個人的な感想。


日本を代表する巨大組織である自衛隊。


厳しい環境の中で、自分の心を擦り減らしながらボク達の生活を守ってくれているのだと思うと頭が上がりません。


心は目に見えないからこそ、相手に対する気遣いは絶対に必要なのだと思います。


優秀だから、元気そうだから、体育会系だから…


イメージで人の心を傷つけてはいけないと改めて感じます。そしてまずは、自分で自分の心を守ること。


生活を楽にしてくれるような方法、わびさんの体験談が数多く紹介されている一冊です。


ぜひ手に取って読んでみてくださいね。

最後までお読み頂きありがとうございました。次回の記事もぜひご覧ください。

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