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まこの自己紹介&今後の活動

 このNOTEを手に取っていただきありがとうございます。 

このNOTEは自己紹介および、新人保健師さん、これから子育て支援に関わっていきたい、医療関係の教育に関わっていきたいと思っている方々に向けたメッセージになっております。

まずは私の経歴です

 私は高校卒業後、看護師の専門学校で看護師の資格を取得。その後大学へ編入し、保健師の資格を取得しています。

 大学卒業後は都内の市役所に就職し、平成23年から保健師として仕事をしてきました。平成30年に結婚と夫の転勤を機に市役所での保健師としての勤務は一旦退職という形を取りましたが、現在もInstagramやTwitter、ブログ等の活動も行いつつ、保健師として子育て支援に関わっていければと活動中です。


保健師ってどういう仕事なの?

 保健師という仕事をしていて一番聞かれるのは、そもそも保健師ってなにをしてる人なの?という質問。市役所の人からも聞かれることも多いので、まだまだベールに包まれた仕事なのかもしれません。


 保健師という仕事の説明をする上で、まず理解していただきたいのが、看護師や助産師、医師との違い。

 ①看護師:病院・クリニック等において、診療の補助や、治療の支援をメインに行なう。

 ②助産師:妊娠出産に関わり、安全に出産ができるように関わる。

 ③医師:診断を行うことができる。

 ④保健師:予防的な視点を持って、健康な生活が送れるように、教育や個別支援を行なっていく。対象は妊婦、赤ちゃん、ママ、パパ、働き世代、高齢者と地域で生活している人であれば全員です。

※ちなみに、保健師は看護師の資格も持っているので、診療の補助や治療の支援も行うこともできます。


 保健師の仕事はいくつか種類を分けることができます。

 産業保健:企業において、従業員の健康状態を把握し、必要時復職等の支援を行います。最近はストレスチェックの導入があったり、健康診断の後必要な人には保健指導を受ける機会もあったりするので、保健師に会う機会も増えているかもしれません。

 学校保健:教職員・生徒に向けた病気予防や健康管理などを行います。

 行政保健:半数以上の保健師が、市区町村に勤務しています。地域全体の健康に向けた健康教育や、事業の運営、個別支援等を行います。私もこの行政保健という分野で長く仕事をしていました。また行政保健の中にも、母子に関するもの、精神疾患や疾患を抱える人に関するもの、高齢者に関するものと、細かく分けていくこともできます。

厚生労働省、衛生行政報告例(終業医療関係者)


行政保健師として行なってきたこと

 私は人口15万から20万の比較的小さな自治体の保健センターで働いていました。地区担当制をとっていたので、担当の地区を持ち個別の支援や、事業の運営を行っていました。

 個別の支援では、妊娠期から個別の相談を受けつつ、楽しく子育てを行えるようにママやパパ、こどもたちに関わっていました。必要であれば訪問に行ったり、病院への同行受診も行います。個別の支援の中から、色んな子育て感、子供との関わり方、考え方があるんだなと学ぶことができてます。

 また、私が働いていた自治体では、精神疾患や高齢者の方の個別支援も必要であれば行っていました。精神疾患があってもどのように社会復帰していくのか、社会とのつながりを継続していくのか、病状の安定をはかっていくのか考えながら関わっていました。

 事業の運営では、母子や成人と多くの業務に関わってきました。母子事業としては、両親学級や、乳幼児健診、母子相談の運営等を行っていました。

 成人事業としては、特定健診・特定保健指導(国民健康保険対象のもの)、がん検診及びがん検診後の重症化予防、精神疾患のデイケア事業、骨粗しょう症検診、摂食嚥下事業等様々な経験をしました。

 事業運営では、支払い業務や、条例等の制定・改正、仕様書の作成等、学生時代は保健師の仕事とは思えなかった業務にも多く当たりました。広い視野を持って仕事をできる経験とはなり、保健師もこれらの業務を行えて、自分自信で一から事業運営を行う力をつけれたことは大きな経験となりました。

保健師としての気付き

 保健師として行政の中で働き始めると、まず初めに共通して悩むことがあると感じています。特に新卒で入職すると最初にぶち当たる壁があると思います。それは私も新人で入職をしたときに悩み、葛藤をしながら経験をつんできたと感じています。

 それは…、子育てをしたこともないのに、母子の個別支援や健康教育をしなければいけない事。もちろん経験をしてなければ相談にのってはいけない、相談にのれないというわけではありません。

 むしろ同世代だからこそ、自分の子育てに染まっていないからこそ出来るアドバイスもたくさんあると感じています。母子の相談はたくさんのアドバイスが出来ることが大切なのではなく、何よりも共感が大事ですから…。

 ただ経験値も求められてしまう世界。挨拶をしただけで結構な頻度で聞かれる「結婚はされているんですか?」「お子さん何人いるんですか?」という言葉に落ち込んできたような気もします。

 やっぱりベテランの人の方が安心感はあるんだろうなと悩みまくっていました。私の見た目がだいぶ童顔であったといこともありますが…(笑)

 大学でももちろん子どもの発達や、母の支援ということは学ぶ場面はあるのですが、実は個別相談で受ける内容や、健康教育で取り上げる内容は、トイレトレーニングや卒乳、イヤイヤ期の対応、泣きの対応など実際の育児の方法に関するものが多い。

 これって正解がないということもありますが、大学ではなかなか教えてもらえない。私は育児書を読み漁ったり、先輩たちの育児相談の様子を隠れて聞き耳をたてるという方法で、こんな方法があるんだと一から学んできました。

 プラスして一番学びになったのは、個別支援で関わったお子さんたちの成長を身近に感じて、ママたちと一生懸命色んな事に挑戦してきたこと。

 私の中では個別支援は丁寧に、言葉だけで伝えきれない部分はすぐ動く!一緒にやってみる!ということでした。

 こんな関りから学んできたことを、是非皆さんと共有したいなと思っています。その共有が、今後子育て相談を受ける方や、教育をする方達の学びの場やスキルアップにつながるものになればなと思っています。


今後について


 私の中の大きなテーマとしては、子ども達が元気に成長できる場があること。そのためには、ママパパが自分のしたいことをしながら、子育てにも取り組めること。

 大人が楽しく過ごしてる背中を見れば、子どもも自然と自分で学ぶ力がついてくるのでは?と思っています。

 ただ育児は悩みも多いもの。そんな育児で「ちょっと疲れた」「どうしたらいいのかな?」を解決できる情報発信は継続して行っていきます。

 今やっている、ブログやInstagram、Facebook、Twitterはそんなママパパ向けに情報発信をしていく媒体として使用しています。

 また追加して安心して育児相談の場も今後開設することを検討中です。

 そしてこのNOTEでは、新人保健師さん、これから子育て支援に関わっていきたい、医療関係の教育に関わっていきたいと思っている方々に向けて、健康教育のヒントになるように、テーマ別(例えば…、トイレトレーニングとか、感染症予防、イヤイヤ期の対応等、高齢者に向けた健康教育の内容も行う予定です)に健康教育をする際にポイントとして抑えてほしいこと、話してほしいことをまとめていく予定です。

 もちろんママパパが読んでも役に立つかもしれません。

 ぜひこのNOTEを利用してもらって、支援者側も、ママパパも、子どもたちも、ちょっと楽しく生活できたり、学ぶ場になればいいなと思っています。




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