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2018年12月の記事一覧

『ダニエル書注解』第4巻 第23章(ヒッポリュトス)

第23章

1節

それで、このことにおいて、好奇心ある人であることによって、我々はこの自分たちの面前にある、証明できないことを放っておくことがない。それで、語る資格のないことについて、力によって語らざるを得ない。

2節

というのも、世界の創設から、そしてアダムからの諸時代は数えられており、それによって、探究する我々に非常に明確に[この論題について示唆を]与えるのである。

3節

というのも

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『ヒュスタスペスの託宣』断片 1-15a

『ヒュスタスペスの託宣』は、ツァラトゥストラの第一の弟子にして庇護者であった王ヴィシュタスパ(Vištāspa)に帰されている預言書であるが、全体は失われ、引用によってのみ残る。

ヴィシュタスパは古来からアケメネス朝のダレイオス1世(BC 6c)の父ヒュスタスペスと同一視されてきた。ヴィシュタスパ王とダレイオスの父ヒュスタスペスの同一視は定説とはなっていない。

:::::以下訳文:::::

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