暑中お伺い申し上げます
今年も以前お世話になった旅館から季節のご挨拶が届きました。
なかなか気軽にお伺いできない時代になってしまいましたが、こうして定期的に頂くお便りを見て、季節の変わり目を実感いたします。
俵屋の歴史
京都の俵屋さんは1704年創業で約300年の歴史があり、京都に現存する最古の旅館です。
京都の中心部が戦場になった長州と幕府の戦い『禁門の変(蛤御門の変)』の際、一度焼失した後に再建され、以後常に改修が繰り返されてきたのが今の建物とのこと。
有形文化財にも指定されているそのお宿を伊藤博文やスティーブ・ジョブズが定宿にしていたと伺っております。そんな旅館に縁あって一度お泊りさせていただく機会をいただいたことがあります。
ご縁をいただいた契機
その宿泊は急に決まりました。元々僕が憧れのお宿だったわけですが、当時は予約の取りにくいお宿でした。
まず公式のホームページがないのです。そして一休や楽天トラベルのようなサイトには掲載されておらず、唯一載っていたJTBは常に満室の表示でした。
そんな中、いつものように色んな宿泊予約のウェブサイトをいつものように巡回していたら偶然、空きのお部屋の情報を見つけたのです。
その瞬間、親友に連絡したら彼もすぐに「行こう!」との返事。こうしてあっという間に憧れのお宿に泊まることが決まりました。
宿泊した感想
改めてお写真などもご紹介しながら感想はお伝えできたらと思うのですが、とても素晴らしい滞在になりました。
俵屋さんにはお部屋が18しかありません。その中でもスタンダードなお部屋にご案内をいただきました。
それぞれのお部屋からそれぞれの景色が眺められるようになっておりますが、僕がとりわけ気に入ったのが晩秋の紅葉を眺めながら入れるお風呂でした。
旅館なので夕食や朝食もしっかりしたものが出てきます。とても美味しくいただきました。
僕も誘った親友も大満足の宿泊となり、チェックアウトの際に1年後の宿泊予約を入れてしまうほどでした。
その1年後の宿泊はやんごとなき理由で泣く泣くキャンセルとなってしまい、それ以来訪問がかなっていないのですが、それでもこうして繋がりを感じられるのは嬉しいものです。
また上洛する際には立ち寄りたいお宿になります。
いただいたサポートは静養期間中にカフェで1杯の温かいコーヒーを購入することに使わせていただきます。