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うつ病の発症から寛解までの道のり

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僕が経験したうつ病発症の経緯と寛解までのnoteをまとめています。
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#療養中

休職入りして3週間

実家に帰ってからは2週間になりました。ありがたいことに両親は僕の症状について理解を示してくれ、しっかり休ませていただいています。 ただ生活リズムに関してはまだ午前中はベッドの中で過ごすのが多いというのが実情。早朝に目が覚めて、そこからうとうと、また目が覚めてしばらく布団をかぶってこもる感じ。 2週間ぶりに通院した心療内科ではお薬の量や回数は変えずに生活リズムを記録して徐々に戻していく方向へもっていくよう言われました。 朝目が覚めたらすっきり起き上がれるといいのにな。

休んでいて申し訳ないという思い

うつで休職入りした自分に対して家族も職場の人も「仕事のことは忘れて休んで」と言ってくれている。これは本当にありがたいことだ。それでも自分の中から込みあがってくる『申し訳ない』という思い。これは一体なんなんだ。 うつになった要因は仕事内容や職場環境、人間関係、その他もろもろ、様々な要因が絡んでのことだと思う。仕事に関してはその中でも大きな要素のひとつであると思うので、仕事を休むことは気にするなと会社の人が言ってくれている以上、全く気にはしないで身体を休めることに集中した方が良

うつになるにつれて変化した症状について

今回はこのテーマで書いていきたいと思います。現在お仕事をお休みしていて思いますが、今から書くことは身体的な痛みとかではなくて、仕事を続けていた時には自覚していなかったことも多々あります。そのあたりも振り返りつつ書いてみたいと思います。 電車に乗るのが辛くなった会社に行く電車の中で腹痛が始まるというのが先行してあったのですが、それに続いて電車の中に居続けるのが辛く感じるようになりました。昨今の流行り病の関係で開いている電車の窓で発生する風切り音や地下鉄の音などに耐えられないん

うつで休職入りしてからの7days

初日は喪失感と罪悪感が入り乱れたような感覚だった。前夜に睡眠薬を飲んでからベッドに入った僕は、本来ならば会議が始まる時間に目を覚ましたのだった。 今頃あそこであんな話をしている 仕事を忘れることが大事と聞きながらも仕事について考えずにはいられなかった。それが休職初日の僕でした。時間が経っても会議のスケジュールが頭をよぎり、今は何をしている頃だという風に思考していました。 同じ思考がぐるぐると頭の中で巡り続け、ひたすらに時が過ぎていきました。他には何もする気にならず、しょ

入社10年目にうつ病で休職した話【後半】

前半の話はこちらから 心療内科のクリニックに通って3週目、主治医の先生からうつ病の診断をもらい、休職の診断書が手元にやってきました。僕自身は診断書が欲しいとは一言も言っていませんでした。むしろ変わらず仕事を続けたいのでどうにかして欲しいという感じでした。 先生はそんな僕の話をしっかり聞いてくれました。その上で色々判断したいからということで、心理テストの厚い冊子をいくつも持ってきて、待合所で記入してくるように言いました。それは種類も質問の量もかなりあり、全部回答するまで30

入社10年目にうつ病で休職した話【前半】

それは自分が気づかぬうちにやってきた。そろりそろり。だがしかし、身体は異変を感じ始めていた。気づいていなかったのではなく「気づいていないふり」をしていたのかもしれない。 ある朝、ただ1人の、親友と呼べる相手に弱音を吐いた。何気ない内容のLINEが来ていたのだが、本題の件には1行だけの吹き出しで返信。それから朝起き上がるのも、電車に乗って会社に向かうのもしんどいと、その他付随することを併せて書きなぐって送信したのだった。 『ちょっと病院行ったらどうだ?』 彼はありがたいこ